M・ロペスがイカルディとの元妻を巡る確執に皮肉「自伝を出していいのは…」

2017年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

冷静さを強調も皮肉は欠かさず。

すでに過去のことと割り切った様子も垣間見せたM・ロペス(右)だが、イカルディ(左)とワンダさん(真ん中)への皮肉は忘れなかった。 (C) Getty Images

 今シーズンからウディネーゼでプレーしているマキシ・ロペスは、かつてサンプドリア時代に自身の妻を寝取ったインテルのマウロ・イカルディと対峙しても動揺はないようだ。イタリアの『メディアセット』が報じている。
 
 現在、イカルディの代理人も務めるワンダ・ナラを巡る三角関係は、長きに渡って尾を引いた。アルゼンチン代表にホルヘ・サンパオリが就任するまで、イカルディが代表招集をされなかったのは、M・ロペスを裏切ったからだとの声も少なくなかった。
 
 不倫が発覚した後、M・ロペスは試合でイカルディとの握手を拒み、そしてイカルディがそのことを批判するなど、両選手の関係はもはや修復不可能なところまできている。ただ、"事件"からすでに3年以上が過ぎ、M・ロペスも少しは落ち着いてきたのかもしれない。
 
 メディアセットが伝えたところによると、M・ロペスはイタリア紙『メッサジェーロ・ヴェネト』で、「この件に重きを置いたことはないんだ。彼と会うことを考えて眠れなくなることはない」と述べている。
 
 ただ、長くカルチョで活躍する33歳のベテランFWは、皮肉も欠かさない。イカルディが昨年自伝を出版したことについて、M・ロペスは、「実は僕も2、3のオファーをもらったんだけどね」と続けた。
 
「本を書けるのは本物のカンピオーネ(最高級の選手)だけのはずだ。本当に語るべきことがある選手たちだけなんだよ」
 
 両者の確執といえば、アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナが一貫してイカルディを批判していることも有名だ。だが、M・ロペスはマラドーナが個人的な付き合いで自身を味方しているわけではないと語った。
 
「マラドーナは思っていることを素直に言う人だ。誰かの友人だからという理由で話すわけじゃない。僕が彼に直接会ったのは、数年前のチャリティーマッチでの一度しかないんだよ」
 
 いずれにしても、サポーターが望むのはピッチ外の騒動ではなく、試合での好パフォーマンスだ。M・ロペスは、「本当にもっとうまくやりたいと思っている。イタリアでのベストを更新したいんだ」と、ウディネーゼでシーズン11ゴールの自己ベストを更新したいと意気込んでいる。
 
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