「偶然とは恐ろしいもの」ハイチ代表監督がハリル、Jクラブ指揮官との意外な関係を明かす

2017年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今は非常に素晴らしい監督になっていると思う」

日本戦に向けて意気込みを語ったコラ監督。ハリルホジッチ監督とはPSG時代に同僚だった。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 キリンチャレンジカップの日本代表対ハイチ代表が10月10日、日産スタジアムで19時30分にキックオフされる。試合前日の9日には、ハイチ代表のマルク・コラ監督が会見に臨み、意気込みを語った。
 
 すでにワールドカップ予選で敗退しているハイチ代表にとって、現在は「2019年のゴールドカップ、あるいは次の2022年のワールドカップに向けてチームを作っている」段階にあり、日本側にとってはもちろん、指揮官自身にとっても未知数な部分が多いチームだ。
 
 コラ監督自身、「チームは非常に難しい状況にある。我々の選手は世界各地のいろんな大陸でプレーしているので、個々のプレースタイルも違っている。それをまとめるのは簡単なことではない。そして準備に3日、練習は2回しかしていない」と語っている。
 
 それでも、「サッカーは何が起こるか分からない。しっかりできる限りの準備をして臨みたい」と語る指揮官だが、実はハリルホジッチ監督とは同じクラブに所属していた過去がある。ハリルホジッチ監督がパリ・サンジェルマン(PSG)で選手としてプレーしていた時期に、コラ監督はアカデミー(下部組織)の責任者をしていたのだ。
「彼はキャリアの終盤を迎えていたため残念ながら1年しか一緒にいませんでした」と言うが、「偶然とは非常に恐ろしいものですね、まさかこういう形で会うとは」と感慨深く語った。
 
 また、当時のPSGにはハリルホジッチ監督だけでなく、「横浜F・マリノスのエリク・モンバエルツ監督とも一緒にやっていました(アカデミーのコーチとして所属)」と、意外な関係が明かされた。
 
 ハリルホジッチ監督とのエピソードを尋ねられると、祖国が内戦状態にあり、厳しい立場に置かれていたことを思い返していたが、「今は非常に素晴らしい監督になっていると思う」と、元同僚の現在の姿を喜んでいた。
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