「頭からガンガン行く!」「大きな手応えを得たい」NZ代表のエースが気合い十分!

2017年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

相棒FWは「日本はテクニカル。南米代表を想定できる」

NZサッカー界の至宝、クリス・ウッド。3年前の日本戦では2ゴールと暴れたが、主将として臨む今回はいかに!? (C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップ本大会での躍進を期す日本代表にとっては、大事なリスタートの一戦だ。かたや、金曜日に豊田スタジアムで対峙するオールホワイツ(ニュージーランド代表の愛称)にとっても、日本戦は重要度が高い。来る11月、南米予選5位チームとの大陸間プレーオフに向けて、フルメンバーで戦える最後のテストマッチなのだ。
 
 ニュージーランド代表最大の注目株はやはり、10代の頃からエースの重責を担うクリス・ウッドだろう。今夏にバーンリーへ移籍した25歳は、191センチ・81キロのサイズを誇る巨漢CF。今シーズンのプレミアリーグでは5試合に出場し、2ゴールをマークしている。
 
 そんな若き前線の核が、日本戦を前に地元紙『NZ City』の取材に応えた。日本とニュージーランドは3年前にも国立競技場で対戦しており、その試合でウッドは2ゴールと気を吐いたが、試合は2-4で敗れた。
 
「あんまり思い出したくないな(笑)。あの頃とは監督も主力メンバーもがらっと変わった。最初の20分間はバタバタしてしまったけど、徐々に立て直して最後は堂々と渡り合えたっけ。ただ、全体的にアあまり褒められた内容ではなかったかな。いまのチームはまるで違う。それを同じ日本のスタジアムで証明しよう。今回は頭からガンガン行くつもりだよ」
 
 ニュージーランド代表にとっての「ロシアへの道」は、その東京での敗戦から始まった。前年秋にメキシコとの大陸間プレーオフに敗れ、新チームとして船出を切ったのが、2014年3月の日本戦だったのだ。
 
「確かにそうなんだね。あれからどれだけの鍛錬を重ね、今日までチームとして奮闘してきたか。すべてはあの悔しさを忘れず、ワールドカップの舞台に立つためだ」
 
 オセアニア予選は毎度のことながら難なく突破し、11月の大陸間プレーオフに意識を集中させている。そのうえで、今回の日本戦はどんな位置づけなのだろうか。
 
「とても大事だよ。みんなで集まれるのは(プレーオフ前では)最後だし、しっかりプランを練って臨みたい。全力でぶつかって大きな手応えを得たいんだ」
 
 ヘーレンフェーンで日本代表MF小林祐希の同僚であるFWマルコ・ロハスは、同紙の取材に対し、「日本はテクニカルなチームだから当然、南米代表を想定した試合になる」と語っている。
 
 こちらが思っている以上に、運命のプレーオフを控えるオールホワイツの鼻息は荒いのだ。
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