吉田麻也が警戒するのは放り込み。プレミアリーグで活躍する相手エースを抑えられるか

2017年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なるべくセットプレーやロングボール、ロングスローの回数は減らしていかなければならない」

吉田はニュージーランドの高さを警戒した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 最終ラインを束ねる吉田麻也は、「この10月、11月、3月で結果を残さないとワールドカップに残れない」と話し、今回の2連戦(6日/ニュージーランド戦、10日/ハイチ戦)を「新しい勝負」の始まりと位置付けた。

 その1戦目で対戦するニュージーランドは、長身選手を揃えた「フィジカル的にタフ」(吉田)な相手。なかでも警戒したのが、「去年、(2部で)得点王になっていて良い状態でバーンリーに移籍した。今シーズンはバーンリーが開幕から良い成績を残しているので調子が非常に良いと思う」というFWクリス・ウッドだった。
 
 このニュージーランドのエースは、昨季のイングランド2部で得点王に輝き、プレミアリーグのバーンリーにステップアップした191センチの長身ストライカーだ。今季は3節のトッテナム戦で同点ゴールを決め、続くクリスタル・パレス戦では決勝ゴールを挙げた。調子は右肩上がりで、日本戦でも曲者ぶりを発揮してくるだろう。
 
 そもそも、日本はフィジカルの強い相手との相性が悪く、ロングボールの放り込みで劣勢に立たされる試合を何度も経験してきた。それだけに、吉田は「なるべくセットプレーやロングボール、ロングスローの回数は減らしていかなければならない」と対策を練っている。
 
 来年のワールドカップには、クリス・ウッドに勝るとも劣らないタレントが待ち構えているはずだ。その意味で言えば、今回のニュージーランド戦は"デュエル"の対応力を図る良い機会になるかもしれない。
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