王手をかけている国は? 崖っぷちの国は? 佳境を迎えた各大陸W杯予選の見どころ案内

2017年10月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツ、イングランドは今日にも本大会決定!?

サウスゲイト体制発足後は好調のイングランド。ウェンブリーで歓喜の瞬間を迎える可能性は非常に高いか。 (C) Getty Images

 10月5日(現地時間)より、ロシア・ワールドカップ予選が世界各地で行なわれる。11月に最終節が行なわれるアフリカ予選、そして大陸間プレーオフを除けば、この約1週間で長丁場の戦いに幕が下ろされることとなる。

 ここでは、いよいよ迎える決着の時を前に、各予選の注目点を改めて確認しておきたい。
 
 まず、ここまで本大会進出を決めたのがロシアとベルギーだけという欧州。各グループの首位は自動通過で、2位はプレーオフに回るという厳しい予選において、王手をかけている国、つまり残り2節で1勝を挙げれば他国の結果に関係なくロシア行きが決まるのは、ドイツ、セルビア、イングランドの3か国である。
 
 グループCのドイツは、5日にアウェーで北アイルランド、8日にホームでアゼルバイジャンと対戦。前者はなかなかの強敵ではあるが、実力差を考えれば、世界王者がこの2試合で勝点3は獲得することは全くもって困難ではないだろう。
 
 ここまで6勝2分けと好調なイングランド(グループF)は、5日にスロベニアを聖地ウェンブリーに迎える。前回はスコアレスドローに終わったこのカードだが、今回のホームゲームでは、勝利、そして国民の前での本大会出場決定は最低限の義務となる。なお8日の最終節は、リトアニアに乗り込む。
 
 グループDのセルビアは、6日にオーストリアとのアウェーゲーム、9日にジョージアとのホームゲームを迎える。いずれに対しても先勝しているが、とりわけ前者との戦いでは慎重さが求められる。
 
 このグループでは、2位ウェールズがセルビアと勝点4差の2位につけているが、大黒柱のベイルの欠場が決まったことで、非常に苦しくなった。6日に対戦するジョージアとは前回対戦でホームゲームながら引き分けており、9日の最終節では勝点差わずか1の3位アイルランドをホームに迎える。
 
 グループAの主導権を握っているのは首位フランスだ。前節にホームでルクセンブルクにスコアレスドローと不覚を取ったが、7日に敵地ソフィアでブルガリアと、10日にベラルーシをサンドニに迎えるという日程は、タレント軍団にとっては非常に有利なものである。
 
 そのフランスと勝点差わずか1の2位スウェーデンには、7日にホームでのルクセンブルク戦、そして10日の最終節では勝点3差の3位オランダとの対決が控えている。
 
 首の皮一枚つながっている状態のオランダは、奇跡のプレーオフ出場権獲得に向けて、7日のベラルーシ戦(アウェー)に大勝し、何とか最終節に望みを繋げたいところだ。なお、現時点でオランダは得失点差でスウェーデンより6下回っている。
 
 グループBでは、首位スイスを勝点3差で欧州王者ポルトガルが追う。前者は9節(7日)でハンガリーをホームに迎え、ポルトガルは敵地でアンドラと対戦する。
 
 そして最大の注目カードは最終節。両国が10日に直接対決に臨むのだ。ポルトガルにとってはホームゲームであり、また得失点差で大きく上回っている(8節終了現在で9差)だけに、絶対に勝ちたい、いや勝たなければならない一戦である。
 
 勝点19のポーランドが首位に立っているグループEでは、ともに勝点16でこれを追うモンテネグロとデンマークが5日に直接対決を行なう(前者のホーム)。8日の最終節では、ポーランド(5日はアルメニアと対戦)がモンテネグロとワルシャワで対戦。ここは首位チームがかなり有利か。
 
 グループGはまだ決着がついていないものの、2強のスペインとイタリアは直接対決で前者が勝利したことで、ほぼ順位は確定したと言えよう。カタルーニャの独立問題があるとはいえ、スペインが6日のアルバニア戦(ホーム)、9日のイスラエル戦(アウェー)で取りこぼすことは考えられないが……。
 
 最後にグループIだが、こちらは4チームが勝点2差のあいだでひしめき合う最激戦区に。6日には2位のアイスランド(勝点16)と3位のトルコ(勝点14)が直接対峙(トルコのホーム)し、9日の最終節では首位クロアチア(勝点16)が敵地に乗り込んで4位ウクライナ(勝点14)と対戦する。
 
 勝点だけでなく、得失点差も僅差なだけに、グループIでは残り2節で大きな順位変動もあり得るだろう。

次ページアルゼンチンの残り2戦は非常に厳しいものに…

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事