注目の大阪ダービーはドローも、G大阪が貴重なアウェーゴールを2点奪取!

2017年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

1度は逆転されたG大阪が最終盤に同点に追い付く

先制弾を決めたG大阪の赤﨑秀平。引き分けに終わったが、チームに貴重なアウェイゴールをもたらした。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[ルヴァンカップ準決勝・第1戦]C大阪 2-2 G大阪/10月4日/ヤンマー
 
 大阪ダービーとなったルヴァンカップの準決勝。この一戦は国際Aマッチデーの期間中のゲームとなる。そのため、互いに日本代表組と韓国代表組がチームから離脱。G大阪は守護神の東口順昭を筆頭にファン・ウイジョ、オ・ジェソクを欠き、先週末のリーグ戦から6名を代えた布陣でセミファイナルに挑んだ。対するC大阪も山口蛍、杉本健勇、キム・ジンヒョンが代表に招集されているため欠場。しかし、今季のルヴァン杯はフレッシュな面々を起用しているため、直近の試合から10人メンバーを変更したとは言え、想定通りの選手起用となった。
 
 試合は序盤から、互いに攻め合うダービーらしい白熱した展開となる。アウェーのG大阪が6分に右サイドを駆け上がった初瀬亮のクロスから、長沢駿が右足でシュート。惜しくも藤本康太のブロックに阻まれたが、いきなりゴールの匂いを感じさせる場面を作った。すると、16分に赤﨑秀平が左サイドから切り込み、右足を振り抜く。このミドルシュートがネットに突き刺さり、決勝進出に向けて大きな一歩となるアウェーゴールを奪った。一方のC大阪もリカルド・サントスを中心に反撃を開始。23分にはG大阪の中原彰吾のパスミスからチャンスが生まれると、リカルド・サントスが芸術的なループシュートを沈めて直ぐさま同点に追い付いてみせた。
 
 1−1のまま迎えた後半も、互いに前半同様の勢いで攻撃を仕掛けていく。しかし、決定機を決め切れず、試合を動かすことが出来ない。その中でゲームの分水嶺になったのが、交代選手の活躍だ。

 71分に怪我から復帰後3戦目となる清武弘嗣を投入すると、迎えた81分。左サイドでFKを獲得すると、清武が正確な無比なキックをニアサイドに蹴り込む。すると、木本恭介が頭で合わせて逆転に成功した。一方のG大阪も80分に投入された井出遥也が躍動。86分に右サイドを掛け上がった初瀬のクロスに右足で合わせ、貴重な同点弾と2つ目のアウェーゴールをもたらした。

 試合はこのまま終了。点の取り合いとなった大阪ダービーは引き分けとなった。しかし、G大阪は決勝進出に向け、大きなアドバンテージを掴んだのは間違いない。
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