FC東京、磐田ともに決定力を欠き、スコアレスドローで勝点1を分け合う

2017年09月30日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

永井がネットを揺らすも、オフサイドの判定…。

前半は磐田、後半はFC東京が主導権を握るも、両者とも決め手を欠いてドロー決着に。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ28節]FC東京 0-0 磐田/9月30日/味スタ
 
 J1リーグ28節のFC東京対磐田が9月30日、味の素スタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 ホームのFC東京は3-4-2-1、アウェーの磐田は4-2-3-1の布陣でスタート。序盤にペースを握ったのは磐田で、後方から丁寧なビルドアップでボールを前に運び、奪われた後も素早く攻守を切り替えてピンチを未然に防ぐ。
 
 3分にはら左サイドから崩し、最後は川辺がミドルを放てば、23分にはカウンターからアダイウトンが果敢に狙う。最大のチャンスは41分。中村俊のCKから川又が決定的なシュートも、これは惜しくもバーに嫌われてしまった。
 
 一方のFC東京は、ピッチの横幅を広く使って両サイドに起点を作りつつ、永井や大久保が縦への鋭さを見せる場面もあったが、奏功せず。ポゼッションできている時間帯はあったものの、効果的な崩しは少なかった。
 
 思うようにゲームを進められなかったFC東京だが、後半は立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せる。52分には裏に抜け出した永井がネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。その後はややオープンな展開になるなか、FC東京が攻撃の手を緩めず、大久保や髙萩を中心に磐田を押し込んでいく。
 
 球際の勝負でも後手を踏む磐田は、なかなかチャンスを作れずに苦しむ。71分には中村俊が遠目から思い切って狙ったが、相手を慌てさせるには至らない。
 
 もっとも、劣勢を強いられるも粘り強い守備は破たんせず、失点を許さない。FC東京は選手交代で変化をつけようとしたが、結局、スコアボードは動かせなかった。
 
 試合は0-0のドロー決着となり、勝点1を分け合う結果となった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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