岡崎を外して「杉本と武藤にチャンスを与えたい」。ハリルの大胆発言に見る期待値の高さ

2017年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

杉本はJ1で16得点、武藤は開幕6試合で2ゴールをマーク。

J1で16ゴールを叩き出している杉本。10月の連戦では代表でも結果を残したい。写真:川本学

「選手間の競争を活性化したい」
 
 ハリルホジッチ監督が、そう語ったように、10月シリーズの2連戦(10月6日/ニュージーランド戦、10日/ハイチ戦)は、CFでも激しいサバイバルが演じられそうだ。
 
 今回選出されたCFは、大迫勇也、杉本健勇、武藤嘉紀の3人。岡崎慎司はメンバーを外れたが、その理由を指揮官は「今回は岡崎がリストに入っていません。杉本と武藤にチャンスを与えたいと思ったリストです」と説明した。
 
 プレミアリーグの開幕6試合で3ゴールを挙げた岡崎を招集外とし、名指しで杉本と武藤に「チャンスを与えたい」と言ったのだ。テストマッチという側面はあるにせよ、いかに期待を寄せているかが分かるだろう。
 
 杉本はJリーグで得点ランク2位の16ゴールを挙げ、武藤は持ち前の屈強なフィジカルを活かしたプレーで開幕6試合で2ゴールとまずまずの結果を残している。ともに好調を維持しており、代表でも好プレーが期待できる状況だ。
 
 もちろん、最終予選を通して定位置を確保した大迫の壁は高いが、異なる特長を持つ杉本や武藤も面白い存在。来年のロシア・ワールドカップへの一歩目となる10月の連戦で、どんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。
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