ハリルが「なぜこうなったか」と日本のGK事情を危惧。好セーブを見せたPSGの仏代表を引き合いに出して…

2017年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグでは7、8人の外国人GKがプレーしている」

ハリルホジッチ監督はストライカーとGKを「モダンサッカーで非常に重要なポジション」だと語った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 9月28日に行なわれた日本代表メンバー発表会見の席で、ハリルホジッチ監督が持論を展開した。
 
 前日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのPSG対バイエルンの試合を引き合いに出し、3-0で勝ったPSGを称賛。無失点勝利に貢献したGKアルフォンス・アレオラは「偉業を成し遂げ、相手チームのGKはそこまで効果的な守りができませんでした」と語った。
 
 また、指揮官は続けて「モダンサッカーで非常に重要なポジション。日本サッカーでも、どのようにストライカーやGKを育てるのかを自問しなければいけません」とゴールに直結するふたつのポジションの重要性について触れ、なかでもGKに関しては「Jリーグでは7、8人の外国人GKがプレーしている」と日本の現状を憂いた。
 
 今季のJ1では川崎のチョン・ソンリョンや神戸のキム・スンギュ、磐田のカミンスキーなど計5人、J2も含めれば7人のGKが正守護神としてプレーしている。こうした結果を見ても、「なぜこうなったかは皆さんもお分かりだと思います」と暗に"日本人GKが育っていない"と示したハリルホジッチ監督の意見は的を射ていると言えるだろう。日本サッカー全体として、GKやストライカーの育成を再考する必要がありそうだ。

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