「こんなのはクソだ!」メッシにそう吐き捨てられたのは、あのジローナの若き俊英の…

2017年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

微笑ましかったはずのエピソードが一転して。

やはり単なる“美談”ではなかった。メッシ(左)をそこまでイラつかせたマッフェオ(右)とは……。ジローナの注目株だ。(C)REUTERS/AFLO

 衝撃の事実が明らかになった。
 
 9月23日のリーガ・エスパニョーラ6節、本拠地にバルセロナを迎えたジローナ。試合は0-3で黒星を喫したが、そのゲームで、リオネル・メッシにほぼ仕事をさせなかったのが20歳のDFパブロ・マッフェオだ。保有元のマンチェスター・シティからレンタル移籍して、2シーズン目を迎える俊英。78分にお役御免で交代するまで、まさに"すっぽんマーク"でスーパーレジェンドを封じ込めた。
 
 そして試合後に、メッシとのこんなやり取りを披露して、報道陣を和ませた。
 
「まずメッシは僕にこう言ったんだ。『今日は君がずっとマークしてくるんだな』と。だからこう答えたよ。『あなたは世界最高の選手。思い切りぶつかっていきます』とね。すごく激しくやり合ったけど、僕たちはとても良い雰囲気だった。メッシはとても謙虚なひと。試合中も『シティからのレンタルなの?』『いま何歳?』と、話しかけてくれたんだ」
 
 微笑ましいエピソードだ。

 しかし──。テレビ中継した『El Dia』のカメラ映像は捉えていた。交代してベンチに戻ったマッフェオが、隣に座るMFアダイに話した内容を明らかになったのだ。若き守備者は、苦笑しながらこう語りかけている。
 
「メッシが俺になんて言ったと思う? 『こんなふうにプレーするのクソだ!』って言われたよ」
 
 ミックスゾーンでは語られなかった真相が、そこにあった。アルゼンチン代表が誇る至宝は、そうとうにフラストレーションを溜め込んでいたということだ。全国紙『MARCA』は、「試合後にメッシ自身も認めていたが、やはり手こずっていたのだ。あらためてマッフェオの評価が上がった」と伝えている。
 
 サイドバックのみならず、CBやアンカーでも機能するスペイン人、パブロ・マッフェオ。覚えておきたい名前だ。
 
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