イチモツを揶揄した酷すぎる歌詞で…マンUがルカクへの差別チャントにNO!

2017年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

すでに防犯カメラの映像で犯人の割り出しを。

巨額の移籍金でマンU入団を果たし、ビッグサラリーも手にしたルカク。チャントはその事実へのアンチテーゼとも……。いずれにせよ、許されざる行為だ。(C)Getty Images

 土曜日のプレミアリーグ6節、サウサンプトンvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦で、そのチャント(応援歌)はどこからともなく歌われた。
 
 前半20分にこの試合唯一となるゴールを決めたのが、今夏にマンUに加入したロメル・ルカク。その得点の直後だった。ベルギー代表FWに対して、スタンドから「ペニスのサイズに関わる内容」のチャントが発せられたのだ。黒色人種を卑下するもので、一夜明けた9月24日、マンUが広報を通して怒りの声明を発表した。
 
「ルカク選手はひどく落ち込んでいる。あんな歌は歌ってほしくなかったと。我々は強く抗議するもので、警察当局と連携しながら、犯人の特定を進めたい」
 
 すでにサウサンプトンからスタジアム内の防犯カメラの映像を入手。反差別運動グループ『Kick It Out』もホームページ上で強く非難し、協力を申し出ているという。
 
 このチャントは土曜日に突如として始まったわけではなく、シーズン開幕から徐々に広まってきた。試合2日前の木曜日にもクラブは公式ツイッターで、ルカクのコメントを掲載。「サポーターのみんながそのチャントから離れることを希望する」と呼びかけたが、再発を防げなかったのだ。
 
チャントは人気ロックグループ、ストーン・ローゼスの「Made of Stone」の歌詞を替えたもの。マンUは「一日も早くこんな行為がなくなるよう、みなさんの協力を仰ぎたい」とした。
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