PKキッカー騒動はこれで手打ち? 謝罪したネイマールのリーグ戦欠場が決定

2017年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

怪我は軽傷。週明けのバイエルン戦には出場の見込み。

火曜日にはロンドンでファッションイベントに参加(右はF1パイロットのハミルトン)。いつも通り活発に振る舞っていたが……。(C)Getty Images

 ネイマールのリーグ戦欠場が決まった。右足のつま先を傷めたためだと、フランスの各メディアが一斉に報じている。
 
 メンバー外となるのは今日土曜日に開催されるリーグアン7節、モンペリエ戦。パリ・サンジェルマンによると怪我の程度は軽傷で、週明けのチャンピオンズ・リーグ(バイエルン・ミュンヘン戦)には出場する見込みだという。月曜日にネイマール自身がアップしたインスタグラム画像を見ると、たしかに右足の親指がテーピングで固定されていた。
 
 とはいえ、チーム練習では通常メニューをこなしていただけに不自然な感が否めず、憶測が飛び交っている。前節のリヨン戦で、エディンソン・カバーニとPKキッカーの座を巡って諍いを起こし、ロッカールームでもバトルが繰り広げられた。一気に確執が表面化し、クラブ首脳部やウナイ・エメリ監督が事態の収束を図るべく奔走。今週になってダニエウ・アウベスが、両選手を食事に誘って和解に導いたとされている。
 
 それを受け、木曜日の練習前にネイマールがチームメイトに謝罪。エメリ監督は「もう済んだ話だ。PKキッカーは私が決めた。どちらが第1キッカーかは試合になれば分かる」と話していた。今回の欠場決定は、ブラジル代表エースを一度休ませて気持ちをリセットさせるためとも、トラブルを引き起こしたペナルティーだとも報じられている。
 
 いずれにせよ、これによって世界中で取り沙汰された騒動に終止符を打ちたい、というのがパリSG側の本音で、両選手も同じ想いだろう。
 
 はたして、火種は本当に消え去ったのか。こればかりは分からないが、ひとまずは水曜日のバイエルン戦で、ダブルエースの様子とパフォ―マンスをチェックするほかない、
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