第2次世界大戦の遺物が72年後に…シュツットガルトの練習場で「不発弾」発見&撤去

2017年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手たちは前日に移動しており影響なし

不発弾が発見されたのは人工芝のグラウンドとのこと。写真は今夏、練習場で撮影された集合写真。 (C) Getty Images

 浅野拓磨が所属するシュツットガルトの練習場で、第2次世界大戦中に投下された不発弾が発見され、周辺が立ち入り禁止となる事態となった。

 19日の11時30分頃に、練習場の工事を行なっていた作業員が不発弾を発見して警察に通報。シュツットガルトの広報が『ビルト』紙に語ったところによると、これは大戦中、米軍が投下した重量50キロの爆弾で、信管も装着されていた。
 
 爆弾処理のためには、周囲200メートルで人々は避難する必要があり、クラブの施設はもちろん、周辺のメルセデス・ベンツ博物館、ダイムラー社の一部施設、そして道路も立ち入り禁止となった。
 
 十分な警戒のなか、軍隊が午後7時から作業を開始し、間もなく不発弾は撤去された。この辺りは大戦末期に激しい空襲を受けたとのことであり、こういった事態は十分に考えられるものだったという。
 
 なお、浅野を含めた選手たちは、同日にボルシアMGとのアウェーマッチを戦うため、前日に移動しており、影響を受けることはなかった。
 
 終戦から72年経ってから発見された世界大戦の遺物。折しも現在、世界は各地できな臭い状況となっているが、改めて恒久の平和を願いたいものである。
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