甲府の吉田監督がジャッジへの不信感露わに「イエローカードって簡単に出るんだな」

2017年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「退場者を出したことが、ただ一個のハイライト」

試合を通じた判定に納得のいかないコメントを残した吉田監督だが、チームの戦いぶりには希望を見出したようだ。写真:サッカーダイジェスト

[J1リーグ26節]鳥栖 2-1 甲府/9月16日/ベアスタ

 残留争いの渦中にある甲府が、後半アディショナルタイムの失点で鳥栖に敗れ、降格圏の16位に後退した。


 試合は9分にリンスのゴールで先制した甲府だったが、63分にDF橋爪勇樹が鳥栖の吉田豊を倒すと、この日二枚目のイエローカードとなり、退場処分となる。この直後のFKから同点弾が生まれ、さらに10人での戦いを余儀なくされた甲府は、後半アディショナルタイムに生まれたキム・ミンヒョクの決勝弾で万事休した。

 試合後、甲府の吉田達磨監督は、「退場者を出したことが、基本的にただ一個のハイライトで、イエローカードって簡単に出るんだなっていうところで、僕たちが10人で、相手が11人で戦い続けたことがすごく不思議だった」と、試合を通じての主審の判定に不信感を露わにした。

 それでも吉田監督は、「10人であれだけ走って希望を失わずにやってくれた。僕たちは常にまえを向いてやっていくだけ。僕たちはできているし、ここ数試合、できることを証明している。30人の選手が一丸となって残り試合をやっていくだけ」と、10人となってからも運動量を落とさなかったチームの戦いぶりを評価し、今後の残留争いへ向けて決意を示した。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事