【川崎】“痛恨の一発レッド”の車屋紳太郎。判定には「正直納得できない点は多い」

2017年09月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

興梠の顔に足が当たったように見え……。

「焦らずにR・シルバに仕事をさせないように意識していた」と話す車屋。退場するまでは粘り強い守備が光っていた。(C)SOCCER DIGEST

[ACL 準々決勝 2nd-leg] 浦和 4-1 川崎/9月13日(水)/埼玉
 
 日本勢対決となったACL準々決勝の第2戦、試合の流れを大きく変えたのは38分の車屋紳太郎の一発退場だった。
 
 1-1で迎えた前半終盤、タッチライン際でルーズボールに反応した車屋は、足を高く上げてボールに触ろうと試みる。しかし、同時に反応した浦和の興梠慎三の顔を蹴ってしまう形になり、興梠がピッチに倒れ込むと、サウジアラビア人のファハド・アルミルダシ主審は迷わず車屋にレッドカードを提示した。
 
 その後、10人での戦いを強いられた川崎は第1戦でのリード(3-1で勝利)を守り切れず、痛恨の逆転負けを喫した。
 
 車屋は試合後、こう話す。
 
「自分の今までの非のあるプレーは認めてきましたが、(今回は)正直納得できない点は多いし、サポーター、チームメイト、スタッフの方に申し訳なく思います。後ろを向いた瞬間だったので、最初は(相手が)見えなくて、当たったっていう感覚はなかったし……。多分当たってはいなかったと思います」
 
 ファウルを受けた興梠も判定はやや酷だったと振り返る。
 
「少し可哀そうな判定だったと思う。中東の人が笛を吹く時はああいうのがすぐ出ちゃう。自分たちも気を付けていた」
 
 稚拙な試合運びを露呈した一方で、川崎は可哀そうな判定にも泣き、初のベスト4進出を逃した。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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