バルサ×ユーベの再戦をデータで読み解く。前回との違いは? 新戦力のスタッツは?

2017年09月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ポールポゼッションは5か月前とまったく同じ。

崩しとフィニッシュで大きな違いを作り出したのがメッシ。ドリブル成功とシュート数の2項目が両チームを通じてトップだった。 (C)Getty Images

[CLグループステージ第1節]バルセロナ 3-0 ユベントス/9月12日(火)/カンプ・ノウ
 
 昨シーズンの準々決勝で対戦した両者が、グループステージの初戦でいきなり激突。ユーベにトールスコア0-3で敗れたそのときのリベンジを、バルサがいわば果たした格好だ。
 
 同じくカンプ・ノウで迎えた5か月前の第2レグ(0-0)と、ボールポゼッションはまったく同じ数字。大きく違ったのは、ユーベが誇る堅牢の前に最後まで精彩を欠いたリオネル・メッシが、この試合では本領を発揮し持ち前の決定力を存分に見せつけた点だ。
 
 最終ラインの要だったレオナルド・ボヌッチが今夏にミランに移籍し、ジョルジョ・キエッリーニやマリオ・マンジュキッチ、サミ・ケディラなど多くのレギュラークラスを怪我で欠いたユーベは、やはりというべきか自慢の堅守に綻びが生じてしまった。バルサを上回る13本のシュートを放ちながら、1点も奪えなかった攻撃陣の詰めの甘さも敗因の一つ。とくに最大の得点源であるゴンサロ・イグアインは、枠内シュートがわずか1本に留まるなど良いところがなかった。
 
 チーム&個人スタッツは、以下の通り。
 
≪チームスタッツ≫
■ボールポゼッション
バルセロナ(61%)-ユベントス(39%)
 
■パス総数
バルセロナ(722本)-ユベントス(408本)
 
■パス成功率
バルセロナ(92%)-ユベントス(88%)
 
■総走行距離
バルセロナ(84.6km)-ユベントス(88.0km)
 
■シュート数
バルセロナ(9本)-ユベントス(13本)
 
■枠内シュート数
バルセロナ(5本)-ユベントス(7本)
 
■タックル成功
バルセロナ(12回)-ユベントス(9回)
 
■クリア
バルセロナ(6回)-ユベントス(9回)
 
■インターセプト
バルセロナ(10回)-ユベントス(12回)
 
■空中戦勝利
バルセロナ(4回)-ユベントス(2回)
 
 
≪個人スタッツ(TOP3)≫
■シュート数
[バルセロナ]
1位:メッシ(5本)
2位:スアレス(2本)
3位:デンベレ(1本) 他1人
 
[ユベントス]
1位:ディバラ(4本)
2位:ベルナルデスキ(3本)
3位:イグアイン(1本) 他5人
 
■パス本数
[バルセロナ]
1位:ジョルディ(106本)
2位:ブスケッツ(87本)
3位:ウンティティ(83本)
 
[ユベントス]
1位:ピャニッチ(60本)
2位:A・サンドロ(59本)
3位:ベナティア(51本)
 
■キーパス(シュートに繋がったパス)
[バルセロナ]
1位:ジョルディ(2本)
2位:イニエスタ(1本)
   スアレス(1本)
 
[ユベントス]
1位:ディバラ(3本)
2位:D・コスタ(2本)
3位:マテュイディ(1本) 他3人
 
■ドリブル成功
[バルセロナ]
1位:メッシ(5回)
2位:イニエスタ(4回)
3位:デンベレ(3回)
 
[ユベントス]
1位:D・コスタ(5回)
2位:イグアイン(2回)
3位:ディバラ(1回) 他2人
 
■ボールタッチ数
[バルセロナ]
1位:ジョルディ(113回)
2位:ブスケッツ(93回)
3位:ウンティティ(91回)
 
[ユベントス]
1位:ピャニッチ(73回)
2位:A・サンドロ(66回)
3位:ベナティア(60回)
 
■インターセプト
[バルセロナ]
1位:イニエスタ(3回)
   ウンティティ(3回)
3位:ジョルディ(1回) 他3人
 
[ユベントス]
1位:ベナティア(3回)
2位:バルザーリ(2回)
   A・サンドロ(2回) 他1人
 
■クリア
[バルセロナ]
1位:ピケ(3回)
2位:セメド(1回)
   ウンティティ(1回) 他1人
 
[ユベントス]
1位:バルザーリ(2回)
2位:ベナティア(1回)
   A・サンドロ(1回) 他5人
 
■タックル成功
[バルセロナ]
1位:セメド(5回)
2位:ブスケッツ(2回)
   ウンティティ(2回)
 
[ユベントス]
1位:ピャニッチ(3回)
2位:マテュイディ(2回)
3位:バルザーリ(1回) 他3人
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