【CLグループE展望】リバプールとセビージャが二強、東欧の2チームは…

2017年09月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

3年ぶりにCLに帰ってきたリバプールは完成度が随一。

リバプールはサラー(左)、セビージャはノリート(右)を加えるなど、今夏は積極的な補強を展開した。(C)Getty Images

【ウィリアム・ヒル社によるCLグループEの勝ち抜けオッズ】
リバプール(イングランド):1.08
セビージャ(スペイン):1.25
スパルタク・モスクワ(ロシア):3.25
マリボル(スロベニア):9.00
 
 タレント力で東欧のスパルタク・モスクワとマリボルを圧倒するリバプールとセビージャが、難なく2位以内を確保する展開が有力だ。
 
 プレーオフを勝ち抜いて3年ぶりにCLに帰ってきたリバプールは今夏、モハメド・サラーやアレックス・チェンバレンといった一線級を確保するなど、とりわけ攻撃陣の底上げに成功。そのサラーとサディオ・マネの両快足ウイングに、紆余曲折の末に残留したコウチーニョが絡むアタックは、ライバルたちを大いに苦しめるはずだ。クロップが2年かけて築いてきた組織の完成度はグループ随一で、大きな憂いはない。
 
 一方のセビージャは、エドゥアルド・ベリッソ新監督の下で弱点を的確に埋める効果的な補強を実現。ルイス・ムリエルやノリート、エベル・バネガ、シモン・ケアなど、各セクションに満遍なく好タレントを加えて陣容を充実させた。リバプールと1位抜けを争いうる。
 
 15シーズンぶりにロシア王者に返り咲いたスパルタク・モスクワも、クインシー・プロメスやルイス・アドリアーノ、マリオ・パシャリッチなど好選手が揃うが、総合力で2強に遠く及ばない。
 
 2回戦から本選まで勝ち上がったマリボルはくじ運に恵まれた印象が否めず、戦力的には32チーム中最弱の域を出ない。1勝できれば御の字だろう。
 
 リバプールとセビージャが首位争いを演じ、スパルタク・モスクワが3位でELへ。そんな展開が想定できる。
 
【日程(左のチームがホーム)】
第1節:9月13日(水)
マリボル × スパルタク・モスクワ
リバプール × セビージャ
 
第2節:9月26日(火)
セビージャ × マリボル
スパルタク・モスクワ × リバプール
 
第3節:10月17日(火)
スパルタク・モスクワ × セビージャ
マリボル × リバプール
 
第4節:11月1日(水)
セビージャ × スパルタク・モスクワ
リバプール × マリボル
 
第5節:11月21日(火)
スパルタク・モスクワ × マリボル
セビージャ × リバプール
 
第6節:12月6日(水)
マリボル × セビージャ
リバプール × スパルタク・モスクワ
 
※『ワールドサッカーダイジェスト9月21日号』より加筆・修正
 
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