【日本代表】長友佑都が語った本大会での可能性「理想だけで強豪には勝てない」

2017年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「11月にこっちが驚くくらいのレベルの相手とやりたい」

サウジアラビア戦では押し込まれるシーンも目立ち、長友は反省を口にした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 オーストラリア戦では浅野拓磨の先制点を見事に演出した長友佑都。しかし、7シーズンにわたりセリエAのインテルでプレーしてきた百戦錬磨にも、敵地でのサウジアラビア戦は自身のキャリアでも稀な"アウェー"だったようだ。
 
「スタジアムは予想以上に凄かったですね。こんなにアウェーを感じたのは初めてでした」
 
 またサウジ戦は、過酷な高温多湿の気候もあって「後半はガクッと体力が落ちて、中盤のスペースを突かれ出したと思う」と、チームパフォーマンスの低下を指摘すると同時に、「(裏を突かれた場面も)2、3本くらいはありましたかね。声を出してほしかったし、自分も声を出さないといけなかった。コミュニケーションをとらないといけないところがあった」と反省した。
 
 サウジ戦に敗れたとはいえ、日本は兎にも角にも来年6月に開幕するロシア・ワールドカップの出場権を掴んだ。長友自身は、9か月後の本大会での可能性をどう見ているのだろうか。
「まだ強豪とやっていなくて、分からないところがある。若手からベテランまで活躍してくれたけど、実際に強豪とはどうかと言われたら……。(国際親善試合が予定されている)11月ですかね? そこは僕らがお願いしたいくらい。こっちが驚くくらいのレベルの相手とやりたい。最終予選だけでは分からないんですよ」
 
 まだまだチームのポテンシャルを測りかねるような長友の発言だが、躍進のヒントは下馬評を覆して16強入りを果たした岡田ジャパンにあるようだ。
「岡田ジャパンが、チーム全体でしっかり守備をして16強まで行ったように、しっかりまとまればというのはあるけど、理想だけで強豪には勝てない。泥臭く、一人ひとりがしっかりやっていかないといけない」
 
 またサウジアラビア戦では盟友の本田圭佑がいつになくパフォーマンスを落としていたこともあり、「ケイスケばかりに頼ってはいられない。浅野や久保は途中から出てきても試合を決められるように成長してもらわないといけない」と語り、次世代のさらなる成長を望んでいた。

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