日本代表と韓国代表、「W杯出場ボーナス」が高いのはどっち?

2017年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手ひとりの最高額は、およそ1500万円前後に!?

日韓両代表の“顔”である本田(左)とソン・フンミン(右)。ともに今予選でもコンスタントに出場を重ねた。

 ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のグループA最終節、韓国代表は敵地タシケントでウズベキスタン代表と戦い、スコアレスドローを演じた。別会場のイラン対シリアが2-2も引き分けに終わり、かろうじて2位の座を確保。9大会連続の本大会出場を決めた。
 
 シン・テヨン新政権が発足して2試合を消化し、ともにスコアは0-0。物足りないパフォーマンスが続いた。指揮官は「メディアの主張は分かるが、そうすぐに結果も内容も出すことはできない。これからの9か月で戦えるチームに鍛えていく」と話したが、ファンの間でも采配や選手の覇気の感じられない戦いぶりなどに批判が相次いだ。
 
 そんななか、全国紙の『朝鮮日報』が「太極の戦士たちがワールドカップ出場を決め、財布を分厚くした」との見出しを付け、特別ボーナスについての記事を掲載した。
 
 同紙によると、大韓蹴球協会は具体的な額こそ明らかにしていないが、4年前のブラジル大会出場決定時とほぼ同額になるという。選手たちは出場試合数や活躍度などによってA、B、C、Dの4ランクに分類される。査定するのは協会の技術委員会と代表のコーチングスタッフだ。
 
 ランクごとの額面は、A=1億ウォン(約970万円)、B=8000万ウォン(約770万円)、C=6000万ウォン(約580万円)、D=4000万ウォン(約390万円)。対象は最終予選で1試合以上出場した選手、または4回以上招集された選手となる。これはあくまで基本額で、総額は勝利給や出場給を足したもの。最大で1億5000万ウォン(約1440万円)程度を手にする選手が出てきそうだ。
 
 もちろん、ボーナスはコーチングスタッフにも支払われる。前回大会の出場決定時、当時のチェ・ガンヒ監督は1億5000万ウォンをゲットし、コーチ陣にも8000~1億2000万ウォンが贈与された。
 
 となると気になるのが、日本代表選手のケース。どうやら韓国とほぼ変わらない基準のようだ。
 
 4年前の実績で言えば、勝利給や出場給などを含めたボーナス最高額はおよそ1500万円。ただ日本の場合は公式スポンサーからのお祝い金も分配される可能性が高いため、韓国代表より多少はいい待遇になるかもしれない。
 
 一方で、指揮官のボーナスはグンと跳ね上がる。過去のジーコ監督、アルベルト・ザッケローニ監督が得た特別報酬は5000万円だったと言われており、現代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督へのボーナスも同額程度と見ていいだろう。
 
 さらにワールドカップ本大会ではより高額のボーナスが用意される。1勝利につき選手ひとり300万円、グループリーグ突破で600万円、優勝報酬が6000万円などなど。FIFAから支払われる賞金自体が半端なく高額だからだ。

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