「ブンデス1部初の女性主審」が誕生!? 日曜日のヘルタ対ブレーメン戦

2017年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

今夏、DFBカップ1回戦でも主審を務めた

2011年女子ワールドカップやロンドン・オリンピック・女子サッカーの決勝で主審を務めるなど、なでしこジャパンとも縁の深いシュタインハウス氏。ドイツ最高峰の戦いを、どのように裁くか!?  (C) Getty Images

 9月9日に行なわれるブンデスリーガ第3節のヘルタ・ベルリン対ブレーメン戦は、日本のファンにとっては原口元気が試合に出るか、活躍できるかが興味のひとつであるだろうが、ドイツ・サッカーにとっては歴史的な一戦となるかもしれない。


 ベルリンのタブロイド紙『B.Z.』によると、この試合で女性審判のビビアーナ・シュタインハウス氏が主審を務める予定であるという。そうなれば、ブンデスリーガ(1部リーグ)では史上初のこととなる。
 
 本職は警察官という現在38歳のシュタインハウス氏は、男子の試合を裁くようになってから18年のキャリアを誇り、2部リーグでは80試合で笛を吹いた実績を有している。今夏、DFBカップ1回戦でケムニッツァー対バイエルン戦を裁いたことでも話題になった。
 
 もっとも、ドイツ・サッカー連盟は週末の試合の審判団は木曜日に発表するとして、現時点では正式にシュタインハウス氏の起用を認めていないようだ。
 
 この件について、ヘルタのパル・ダルダイ監督は「彼女は、とても良い仕事をしている」と、ブンデスリーガでのレフェリングを歓迎している。(『ビルト』紙より)
 
 また、DFのマルビン・プラッテンハルトは「自分が(2部の)ニュルンベルクでプレ-していた時に、彼女が試合を裁いたが、とても良いレフェリングだった」と、こちらもシュタインハウス氏を称賛したが、「審判のことをよりも、チームや試合のことに集中しないと」とも語っている。
 
 果たして、日曜日に新たな歴史が生まれるか。そして、そのレフェリングは? オリンピア・シュタディオンでの一戦、選手だけでなく、この女性主審にも多くの視線が注がれることだろう。
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