ドルトムントが有望株トリャンを獲得! 逆にパスラックがホッフェンハイムへ

2017年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「左右どちらでもプレーできる」とツォルクSD

昨シーズン、スペインやイングランドのビッグクラブ相手にデンべレ争奪戦を制したように、今回もドルトムントは、多くクラブから注目を集めていたトリャンの獲得に成功した。 写真はクラブの公式ツイッターより

 ドルトムントは現地時間8月30日、ホッフェンハイムから元ドイツU-21代表のDF、イェレミー・トリャンを完全移籍で獲得したことを公式サイトなどで発表した。


 契約期間は2022年6月30日までの5年で、クラブは移籍金額を明らかにしていないものの、現地メディアでは500万ユーロ(6億4000万円)程度ではないかと言われてる。
 
 リオデジャネイロ・オリンピックで銅メダルを獲得し、今夏のU-21欧州選手権では優勝メンバーの一員となった有望な23歳のSBは今夏、トッテナムやリバプール、レアル・マドリー、バイエルンなどが興味を示す人気銘柄になっていた。そんな逸材についてドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、以下のように期待を込めて語っている。
 
「彼はU-21欧州選手権でチームにとって保証とも言える存在だった。左右の両サイドでプレーできる。計り知れないほどのポテンシャルを秘めた選手だ」
 
 ホッフェンハイムでは昨シーズン、20試合出場・1得点の成績を残したトリャン。選手層の厚い(怪我人も多いが)ドルトムントで、さらに成長を遂げられるか。非常に楽しみな存在である。
 
 こうして若い即戦力を手に入れたドルトムントだが、逆に19歳のサイドプレーヤー、フェリックス・パスラックを、ホッフェンハイムにレンタルで移籍させることも発表している。
 
 ドルトムントでは、決して出場機会は多くなかったものの、ブンデスリーガ、チャンピオンズ・リーグにも出場したパスラックは、若き名将ユリアン・ナーゲルスマンの下で昨シーズン、大躍進を遂げたホッフェンハイムで2年間、研鑚を積むことになる。
 
 ツォルクSDは公式サイトにおいて「ホッフェンハイムで多くの出場機会を得られることを願っている」と、激励の言葉を送っている。
 
 ウスマンヌ・デンべレをバルセロナに引き抜かれたものの、先日、ウクライナ代表のアンドリー・ヤルモレンコを獲得するなど、しっかり戦力の穴を埋めている印象のあるドルトムントは、将来に向けての補強にも余念がない。
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