小野伸二が海外メディアに明かした「日豪決戦のキープレーヤー」

2017年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

敵のターゲットマンを「Jリーグにはいないタイプ」と分析。

豪州でもプレーした経験がある小野。今回、白羽の矢を立てたのがAFC公式サイトだ。いかにも“らしい”回答を連発した。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表対オーストラリア代表の大一番を目前に控え、アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトに登場したのが、日本サッカー界が誇る至宝・小野伸二だ。かつて豪クラブのウェスタン・シドニーに所属し、2013-14シーズンには同国代表エースのトミ・ユリッチ(現・ルツェルン)とともにプレーした。そんな由縁もあって、インタビュー取材に応じている。
 
 もちろん小野も、木曜日のビッグバウトに注目しているという。
 
「オーストラリアとはつねにいいライバル関係を築いてきた。日本にとって簡単なゲームにはならないでしょう」
 
 僚友だったからこそ、ユリッチの力量がよく分かる。「(日本の)守備陣は手を焼くでしょうね。Jリーグにはいないタイプのフォワードで、応対するのはなかなか難しいと思いますから」と警鐘を鳴らす。
 
 インタビュアーに「いまの日本代表に新風を吹き込む、勢いをもたらすのは誰か?」と問われると、いかにもファンタジスタらしく、天才肌のアタッカーの名を挙げた。
 
「乾(貴士)くんはスペインで素晴らしいプレーをしている。実際の試合でどんなメンバー構成になるかは分からないけど、きっと代表でもあのフォームを持ち込めると思うし、ポジティブな要素をもたらしてくれると期待しています」
 
 そして最後に、決定的なゲームを戦う"後輩たち"にこんなエールを贈った。
 
「負傷者が多いようですが、ピッチに立つ選手がきっちり仕事をしてくれるでしょう。アジア・フットボールは驚くほどレベルが上がってきていて、今回の最終予選も最後までもつれています。それでも僕は日本人なんで、信じていますよ。日本代表はきっと来年のワールドカップ出場を決めてくれると」

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