【日本代表】「チャンスが来れば日本の力になれる」絶好調の岡崎慎司に気負いなし!

2017年08月29日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

「すべてを受け入れている」31歳のストライカー。

レスターでは好調を維持する岡崎。果たして、オーストラリア戦でチャンスは訪れるのだろうか? 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 プレミアリーグでは開幕から2試合連続ゴールを決めて、良い流れを持って日本代表に合流した岡崎慎司に気負いはなさそうだ。
 
 勝てばワールドカップ出場権が手中に収まる8月31日のオーストラリア戦。ホームの大観衆とともに快哉を叫ぶために、求められるのはやはり得点だろう。そのうえで、今の岡崎は前線の鍵を握る存在になるはずだ。今シーズンの岡崎はプレミアリーグ開幕節のアーセナル戦で1ゴール、続くブライトン戦ではオーストラリア代表GKマシュー・ライアンからゴールを奪ってもいた。
 
 8月29日の練習後に「今は能力が高い選手が集まっている」と日本代表を評した岡崎は、代表戦では過去5試合中4試合でベンチスタートとなっている。それでもコンディションの良さゆえか、ポジティブな言葉を残している。
 
「今の代表は調子の良い選手が使われて、その選手に合わせたサッカーをやっている。そういう意味では自分のコンディションが良ければ、自分タイプの戦術になると思う。『なんで俺が出れないんだ』とか『俺は調子がいいぞ』っていうのはあまり思っていない」
 
「すべてを受け入れている」と心情を語る岡崎は、「自分にチャンスが来た時は必ず代表の力になれるという凄い自信」に溢れているとも語る。
 
 2009年の6月にはチームを南アフリカ・ワールドカップへと導く一撃を決めて、日本に歓喜をもたらした。岡崎は、再び日本を世界の舞台へと導けるのか? 当の本人は至って冷静だ。
 
「ワールドカップが懸かった試合は緊張感があるし、やっぱり決めれば興奮するものだと思う。一応FWなんで、役割を与えられれば自分が点を取らなきゃいけないとは思いますけど、あまり『自分が決めるんだ』という焦りはない。それは当然のことなんで」

「あまり力んでいない」という31歳のストライカーは、自然体の構えで、自身3度目となるワールドカップ出場を引き寄せる。

取材・文:羽澄凛太郎(サッカーダイジェストWEB)
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