痛恨ドローの新潟、呂比須監督は「決めるところを決めないと…」と嘆き節。柏は退場者を出しながら及第点の勝点1確保

2017年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

対照的だった両指揮官の言葉。

GKがファンブルしたボールに素早く反応した大谷(7番)が貴重な同点弾を決めた。写真:徳原隆元

[J1リーグ24節]柏1-1新潟/8月26日/柏
 
 J1リーグ24節の柏対新潟が26日、日立柏サッカー場で行なわれ、1-1のドローに終わった。

【柏 1-1 新潟 PHOTO】新潟は数的優位を活かせず。柏が粘り強く守って引き分けに

 立ち上がりは拮抗した展開が続いたが、30分に新潟のチアゴ・ガリャルドが先制。このゴールで勢い付いたアウェーチームは38分、左サイドで仕掛けたドウグラス・タンキが柏の中谷進之介のファウルを誘って退場(2枚目の警告)に追い込み、1点リードと数的優位という絶好の状況を手に入れた。
 
 しかし、そのアドバンテージは長く続かない。44分、セットプレーの浮き球を処理しようとしたGK大谷幸輝がファンブル。こぼれ球を柏の大谷秀和に詰められ、1-1でハーフタイムを迎えた。
 
 後半は新潟が押し込む展開が続き、T・ガリャルドの精度の高いパスやホニのスピードを生かした速攻で柏の守備陣を苦しめる。だが、最後の局面で精度を欠いてゴールを奪えず。結局、1-1で試合は終了した。
 
 柏の下平隆宏監督は、「勝点3を獲れなかったのは悔しいが、展開としては勝点1を上乗せできたとポジティブにも捉えられる」と評価し、新潟の呂比須ワグナー監督は「たくさんチャンスは作ったが、決めるところを決めないと勝点3は取れない」と厳しい表情で振り返った。
 
 両指揮官の言葉を見ても分かるように、退場者を出した柏にとっては及第点の勝点1、新潟にとっては痛い引き分けとなった。
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