デンベレ獲得のバルサ、コウチーニョ&ディ・マリアの“ダブル獲り”もまだ諦めず!?

2017年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

現有戦力の放出も同時に進められるか!?

先日までのデンベレ同様、もはや後には引けない状態となっているコウチーニョ(左)。願いは叶うか? 一方、ネイマールとともにプレーしているディ・マリア(右)の動向は、エムバペ次第? (C) Getty Images

 バルセロナは現地時間8月25日、ドルトムントからフランス代表MFウスマンヌ・デンベレを獲得したと発表した。だが、スペイン紙『マルカ』は、さらにバルサの補強が続く可能性を報じている。目標は、リバプールのフィリッペ・コウチーニョとパリ・サンジェルマンのアンヘル・ディ・マリアだ。


 マルカ紙によれば、バルセロナはどちらかではなく、コウチーニョとディ・マリアのダブル獲得を目指しているとのこと。ただ、難航こそしたものの交渉には応じていたドルトムントと異なり、リバプールとパリSGはテーブルに着こうともしていない。そのため、デンベレ獲得以上の難度だと思われる。
 
 だが、バルセロナにとっての希望は、コウチーニョ本人が移籍を望んでいることだ。英『スカイ・スポーツ』は、バルセロナがターゲットをチェルシーMFウィリアンに変更するとの噂も浮上したことで、コウチーニョが「非常に気落ちしている」と報じた。
 
 バルサからラブコールを受けて以降、移籍を志願して試合にも出場していないコウチーニョ。マルカ紙によれば、同選手はリバプールにチャンピオンズ・リーグの登録リストから自身を外すように要請したという。コウチーニョのバルサ移籍希望に変わりはないようだ。
 
 そんな選手の頑なな姿勢がクラブを動かしたのか、マルカ紙は、リバプールがここに来て交渉の可能性に扉を開けたと伝えている。コウチーニョ獲得にはデンベレ以上の移籍金を要すると見られるが、バルセロナはこれからリバプールとの話し合いを目指すと報じている。
 
 一方、ディ・マリアの獲得は、バルセロナだけの問題ではないようだ。パリSGがモナコからキリアン・エムバペを獲得できるかどうかに懸かっている。ネイマールに続く巨額取引に踏み切るなら、パリSGも選手の売却が必要となり、バルセロナのオファーに耳を傾けるかもしれないからだ。
 
 ただ、コウチーニョとディ・マリアを欲するのであれば、バルセロナも現有戦力の放出が必要となる。史上最高額の2億2200万ユーロ(約284億2000万円)というネイマールの移籍金も、デンベレ獲得でその大半が消えてしまったからだ。
 
 マルカ紙は、その候補がアンドレ・ゴメスやラフィーニャだと報じている。一方で、アルダ・トゥランにはそれほど高値をつけることができないと踏んでいるようだ。
 
 移籍市場は残り1週間を切った。バルセロナはこのわずかな時間で、資金確保のための選手売却と、2人のビッグネームの獲得を同時に実現させられるのだろうか。
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