「俺は金なんて渡さなかった」「幸せじゃなかった」サッカー界の注目コメント集

2017年08月25日 遠藤孝輔

彼らは攻撃でリスクを冒さない。

ユーベを去った理由を自身の「スタイルと合わなかったから」と明かしたD・アウベス。新天地パリSGでは自慢の攻撃性能をいかんなく発揮し、バルサ時代のように「幸せ」を謳歌できるか。(C)Getty Images

≪注目コメント①≫
「幸せじゃなかった」
発言者:ダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン/ブラジル代表)

 パリ・サンジェルマンの新戦力がユベントスを離れた理由を明かした。わずか1年で袂を分かったのは、「彼らは攻撃でリスクを冒さない。僕のスタイルと合わなかった」のが大きいという。「でも、クラブに感謝してるよ」と続けたが、古巣批判と受け取られてもおかしくない。言わぬが花だったのでは?


≪注目コメント②≫
「俺は金なんて渡さなかった」
発言者:サリー・ムンタリ(元ペスカーラ/元ガーナ代表)

 ガーナ・サッカー界に激震が走った。かつてミランやインテルに所属した重鎮が、自国のユース選手から指導者への賄賂が横行していると告発したのだ。その目的は「世代別代表に呼んでもらうため。俺はプレーだけで評価された」とポツリ。これが真実なら"闇"は深い。はたしてガーナは、10月に開催されるU-17ワールドカップにどんなメンバー構成で臨むのか。


≪注目コメント③≫
「悪いね、私はまだここにいる」
発言者:アーセン・ヴェンゲル(アーセナル監督)

 チャンピオンズ・リーグ連続出場が19シーズンで途絶えたアーセナル。その責任をみずからに問うアンチに対し、就任21年目を迎えた御大が皮肉交じりに"健在"を主張した。プレミアリーグ歴代最多試合(監督部門)の新記録樹立まであと20試合。その時まで「ここ」に留まるには、やはり結果を残しつづけるしかない。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.09.07号より加筆・修正
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