「僕たちはテロに屈しない」メッシ、C・ロナウド、本田らが団結メッセージを発信

2017年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

普段はバルサといがみ合うR・マドリーもサポートを約束。

メッシ(左上)やC・ロナウド(右上)など各国のスーパースターがバルセロナで起きた残忍極まりないテロ事件の犠牲者に哀悼の意を表した。 (C) Getty Images

 その残忍な事件を目の当たりにして、サッカー界で団結の輪が広がっている。現地時間8月17日にスペインのバルセロナにあるランブラス通りで発生したテロ事件の後、多くのサッカー選手がSNSなどを通じて、被害者とバルセロナへメッセージを発信している。
 
 事件は、観光客で賑わう繁華街で起きた。17日16時50分頃(日本時間23時50分)、ランブラス通りにワゴン車が突入し、歩行者を次々とはね、少なくとも13人が死亡し、100人以上が負傷した。
 
 さらに18日未明には、バルセロナ近郊の港町カンブリスでも、ワゴン車が歩行者6人と警官1人をはねて負傷させる事件が発生。この際にカタルーニャ警察が、襲撃犯4人を銃殺し、一人の身柄を拘束したと発表した。
 
 多くの尊い命が犠牲となったこのテロ事件に対して、その街を本拠とするバルサは公式サイトで、『バルセロナ襲撃の犠牲者に追悼の意』と題したメッセージを残している。
 
「FCバルセロナは、我々の街で起こったテロ攻撃について、深い悲しみと強烈な嫌悪感を表明したい。クラブは犠牲者、その家族と友人、そしてバルセロナ、そこに訪れてくれる方々にサポートと追悼の意を表します」
 
 なおバルサは、現地時間8月20日に本拠地カンプ・ノウで行なわれるベティスとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦で、黙とうを行なうとともに、選手たちが喪章を巻くことも発表している。
 
 そして、そのバルサの大黒柱であるアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシも沈痛な想いを吐露しながら、テロリストたちからの脅威に屈しないという姿勢を見せている。
 
「僕が愛するバルセロナで発生したテロ事件による犠牲者の家族や友人に対し、哀悼の意を表すと共に、最大限のサポートを送りたい。僕たちはいかなる暴力も許さないし、屈しない。憎しみのない平和な世界で暮らせることを願う」
 
 さらにバルサとは強烈なライバル関係にあるレアル・マドリーも、「我々は犠牲者とその家族、そして友人たちとの結束を表す」と発表。これに続くように、同クラブの選手たちも団結とテロ行為の撲滅を唱えている。
 
「テロリズムにノーを。恐怖の支配にノーを。テロリズムを止めろ」
セルヒオ・ラモス(R・マドリー主将/スペイン代表DF)
 
「バルセロナから届いたニュースに失望している。犠牲者の家族と友人に全面的な支援と団結を」
クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表FW)
 
「バルセロナのテロ攻撃での犠牲者家族に支援を約束する。僕の心はあなたたちと共にある」
カリム・ベンゼマ(フランス代表FW)

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