ネイマール、1ゴール・1アシストの鮮烈フランス・デビュー! パリSGの完勝に貢献

2017年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

待望の瞬間は試合終了間際に訪れた!

連携面でも問題のないプレーを披露したネイマール。史上最高額でパリへとやってきたクラッキはその額に見合う活躍ぶりだった。 (C) REUTERS/AFLO

 現地時間8月13日、リーグ・アン2節が行なわれ、パリ・サンジェルマンがギャンガンを3-0で下した。
 
 パリSGがギャンガンの本拠地に乗り込んだこの試合、最大の注目となったのは、8月3日にサッカー界史上最高額となる2億2200万ユーロ(284億円)でバルセロナからパリにやってきたブラジル代表FWのネイマールだった。
 
 4-3-3の左ウイングに入ったネイマールは、キックオフ直後から積極的にボールに関与。ワンタッチパスでチームに流動性をもたらし、序盤から連携面での不安を感じさせないプレーを披露した。
 
 試合は個の力量で上回るアウェーチームがホームチームを押し込む、ワンサイドゲームの様相で進行。そんな中、パリSGはネイマールに多くのボールを集めた。
 
 そのブラジル代表FWは、19分にバイタルエリアでボールを受けてからドリブルを仕掛けて右足のシュートを放ち、さらに32分には右サイドからのクロスでマルキーニョスのポスト直撃のシュートをアシストするなど、味方からのパスを確実にチャンスへと繋げてみせた。
 
 それでも、パリSGはギャンガンの組織立った守備を破れずに前半はスコアレスで折り返した。
 
 迎えた後半、パリSGが引き続き攻勢を強めるなか、試合は思わぬ形で動く。52分、自陣でギャンガンの右SBジョルダン・イココがGKのカール=ヨハン・ヨンソンへバックパスをするも、これが直接ゴールへと吸い込まれたのだ。
 
 この予期せぬ形での先制点で余裕ができたパリSGは、そこからギャンガンを圧倒。すると、期待の男が決定的な仕事をやってのける。
 
 62分、自陣から敵陣へボールを持ちだしたネイマールが、ゴール前に走り出したエディソン・カバーニにスルーパスを供給。相手GKとの1対1をウルグアイ代表FWが難なく制して追加点を奪った。
 
 2点差とされてキレが悪くなったギャンガンを尻目に、パリSGは落ち着いたゲーム運びを披露。80分にはネイマールに背番号10を譲ったハビエル・パストーレをマルコ・ヴェッラッティに代えてピッチに送り出した。
 
 そうしたなかで、ついに待望の瞬間が訪れる。82分、ペナルティーエリア内深くでボールを拾ったカバーニがゴール前のネイマールにパスを送り、これをブラジル代表FWが右足で押し込んだのだ。
 
 ネイマールのフランス初ゴールで相手を突き放したパリSGは、残り時間を危なげなく経過させてギャンガンをシャットダウン。試合は結局3-0でアウェーチームが勝利を飾った。
 
 フランスでのデビュー戦で先発起用されたネイマールは、それに応えるように1ゴール・1アシストと結果を残した。その鮮烈な輝きは次節も見られるのか? 現地時間8月20日にホームのパルク・デ・プランスで行なわれるトゥールーズ戦への興味は尽きない。
 
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