【プレミア開幕戦】王者チェルシーが3失点で黒星発進…マンCは昇格組に完勝、吉田麻也はフル出場で存在感

2017年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

王者チェルシーは本拠地で黒星スタート。

2人の退場者を出して劣勢に立たされた影響から冷静さを失ったチェルシーは、本来のパフォーマンスとは程遠い内容に終始した。 (C) Getty Images

 現地時間8月12日、プレミアリーグ第1節の7試合が行なわれ、開幕戦らしい白熱したゲームが各地で展開された。
 
 本拠地スタンフォード・ブリッジにバーンリーを迎えた昨シーズンの覇者チェルシーは、立ち上がりから苦戦を強いられる。14分に主将のガリー・ケイヒルが退場となり、24分にバーンリーのウェールズ代表CFサム・ヴォークスにボレーで先制ゴールを許したのだ。
 
 数的不利になったうえ、リードを許したチェルシーは、反撃するどころか、39分にスティーブン・ウォード、43分にヴォークスに決められ、格下のバーンリーを相手にまさかの3失点を喫してしまう……。
 
 不穏な空気がスタジアムを包み込むなか迎えた後半、チェルシーは、59分に今夏にR・マドリーから獲得したアルバロ・モラタを投入して攻勢を強める。すると、69分にそのスペイン代表FWがウィリアンのクロスボールをダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、追い上げを図る。
 
 反撃の狼煙を上げたチェルシーだったが、ここで最悪の事態に見舞われてしまう。81分にセスク・ファブレガスがこの日、2度目の警告を受けて退場となったのだ。
 
 9人となったチェルシーは万事休すかと思われたが、87分に攻め上がったダビド・ルイスが意地の一撃を見舞って1点差とする。しかし、身体を張った相手の守備を前にわずかに及ばず、試合は2-3で終了。昨シーズンの王者が3失点を喫して敗れる波乱の幕開けとなった。
 
 27年ぶりのリーグ制覇を目指すリバプールは、敵地でワトフォードと対戦。前半は1-2とリードされて折り返したが、後半は55分にロベルト・フィルミーノが決めて同点とし、さらにその2分後に今夏にローマから購入したモハメド・サラーがネットを揺らして試合をひっくり返した。
 
 しかし、ドラマはこれで終わりではなかった。3-2とアウェーチームがリードして迎えた93分、CKの流れからワトフォードのCBミゲル・アンヘル・ブリトスが身体ごとゴールへ押し込んで同点としたのだ。結局、ホームチームが土壇場で意地を見せた試合は、3-3のドローとなった。



 

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