乾貴士も負けてはいない! 全国紙が「エイバルの攻撃を爆発させる火薬だ」と褒めちぎる

2017年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

右のペドロ・レオンとともに攻撃の重要人物に指名。

リーガでのプレーも3年目。さらなる飛躍を遂げるシーズンとできるか。(C)Getty Images

 エイバルで3シーズン目を迎える日本代表MF、乾貴士。早くもヘタフェ柴崎岳との日本人対決に期待が高まっているが、こちらも1週間後のリーガ開幕に向けて順調な仕上がりを見せている。
 
 今夏のエイバルは昨シーズン10位に食い込んだ主要メンバーがほぼ残り、左SBホセ・アンヘル(ビジャレアルから)やFWシャルレス(マラガから)など実力者を矢継ぎ早にスカッドに加え、戦力の底上げを図った。就任3年目のホセ・ルイス・メンディリバル監督は「さらに進化を遂げられる。可能な限りの理想的なメンバーが揃った」と自信を口にする。
 
 プレシーズンマッチでの結果と内容は芳しくないが、その流れは昨シーズンと同様。厳格な指揮官の下で、きっちり闘う集団へと仕上げていくはずだ。
 
 スペインの全国紙『VAVEL』は8月12日付けの紙面で、2017-18シーズンを戦うエイバルの主要キャストを紹介。チーム全体の選手層がぐっと厚くなった印象だが、「それでもイヌイが左サイドのファーストチョイス」と位置づけ、以下のような寸評を添えた。
 
「エイバルの攻撃を爆発させる火薬、それが左サイドのイヌイだ。プレシーズンの話題作りでは同胞のガク・シバサキに遅れを取っているものの、その存在感は特筆に値する。スピードとテクニックをともに高次元に有し、とりわけその効果的なドリブルは、いまやチームのハイライトのひとつとなっている」
 
 さらに同紙は乾の守備面におけるハードワークを称え、「左はルベン・ペーニャの実力も侮れないが、イヌイには守備の貢献度がすこぶる高い。これは小さくない違いだ」と説明。右サイドのペドロ・レオンとともに攻撃陣の重要人物に挙げた。
 
 乾を擁するエイバルは、8月21日に敵地マラガでリーガ開幕戦を迎える。注目のヘタフェ柴崎との対決は第15節、12月10日のアウェーゲームだ。実現すればリーガ・エスパニョーラ史上初となる。
 
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