まさにしてやったり! 「逆を突いた」大久保嘉人の7試合ぶりゴールが決勝点に!

2017年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京が敵地で大宮を下し、7試合ぶりの白星。

大久保の7試合ぶりの決勝弾がFC東京の7試合ぶりの勝利に。大久保の存在感が際立つ勝利となった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ21節]大宮 1-2 FC東京/8月9日/NACK

 負傷離脱から復帰2戦目の大久保嘉人が7試合ぶりのゴールを決め、FC東京が敵地で大宮を下した。

【大宮1-2FC東京 PHOTO】途中出場の大久保が7戦ぶりゴールで決勝点!

 30分に、この試合がJ1通算400試合出場となった前田遼一のゴールで先制したFC東京。しかし、その後は攻守両面で後手に回る展開が続き、70分には大宮の新戦力、カウエに同点弾を許してしまう。

 明らかに流れが悪いなかで迎えた73分、FC東京は大久保嘉人を投入する。そして出場から4分後に、大久保は大仕事をやってのけるのだ。

 左サイドを突破した太田宏介が中央へ折り返すと、ボールを受けたのは大久保。右足でトラップすると、ブロックに入ったカウエは大久保の身体の向きを察して、ファーサイド側のゴール右へのシュートコースをふさぎにかかる。大久保は、「最初の(トラップした)タイミングで打とうかと思ったんですが、ディフェンスが自分の前を通り過ぎた。相手もまさかあっち(ニアサイド側)に蹴るとは思っていなかったと思うんで、その逆を突きました」と、一瞬のタメを作った直後、DFとGKの逆を鮮やかに突き、右足でニアサイド側のゴール左へと流し込んだ。

「してやったり」の技ありゴールは、大久保にとって7試合ぶりのゴール。これが決勝点となり、14節に大久保の2ゴールで勝利した清水戦以来の白星をチームにもたらした。

「何か月も怪我で休んでいて、途中から出たら点を決めて勝つように常に思っていた。(中略)なかなか勝てない試合ばかりですが、今日はアウェーで勝点3を取れて最高です」と、久々のチームの勝利を喜んだ大久保。まさに背番号13の存在の大きさを示すゲームとなった。
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