浦和の柏木陽介が鮮やかループで決勝点!4試合ぶりの勝利で独移籍の関根貴大を送り出す

2017年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「押し込まれる部分もあったが、選手たちが身体を張って守ってくれた」と堀監督。

ゴール右上スミに決まった柏木のコントロールシュートは見事だった。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ21節]甲府0-1浦和/8月9日/中銀スタ
 
 J1リーグ21節の甲府対浦和が9日、山梨中銀スタジアムで行なわれ、1-0で浦和が勝利した。
 
 前半は完全に浦和のペースで進んだ。ドイツ2部・インゴルシュタットへ移籍する関根貴大を勝利で送り出そうと乗り込んだアウェーチームは、持ち前のパスワークを活かして甲府を押し込む。そうして迎えた19分、ラファエル・シルバとのワンツーでエリア内に侵入した柏木陽介が、ループ気味の巧みなシュートで先制点を流し込んだ。
 
 一方の甲府は後半に攻撃のギアを上げ、ウイルソンや田中佑昌、ドゥドゥらがチャンスを迎える。しかし、最後の精度を欠いてゴールが奪えず。吉田達磨監督が「前半がもったいなかった」というように、19分の失点が響いて敗戦を喫した。
 
 勝利した浦和の堀孝史監督は、「何試合ぶりか(9試合ぶり)の無失点、押し込まれる部分もあったが、選手たちが身体を張って守ってくれた」と無失点を評価し、「ちょっと気持ちが入り過ぎていた部分もあったかもしれないが、それも彼。あっち(ドイツ)に行ってさらに一回り大きくなろうという姿を見せてくれたら」と関根のプレーを称えた。

 浦和はこれがリーグ戦4試合ぶりかつ、堀体制での初勝利。浮上のきっかけとなり得る勝点3を掴んだ。
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