甲府が11試合ぶりの勝利も、吉田監督は「ボールを雑に扱い過ぎ。許せない」と怒りのコメントも

2017年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

88分、ウイルソンが決勝弾!

ウイルソンに約5か月ぶりのゴールが飛び出し、甲府が11試合ぶりの勝利を飾った。写真:徳原隆元

[J1リーグ20節]甲府 1-0 G大阪/8月5日/中銀スタ

 ヴァンフォーレ甲府がウイルソンの約5か月ぶりのゴールでガンバ大阪に競り勝った。

 試合は、ともに決め手を欠いて0-0のまま推移し終盤へ。そして88分、甲府は右サイドでボールを受けたウイルソンが自ら持ち込み、右足を振り抜くと、カーブが掛かったシュートは鮮やかな弧を描いてゴールネットを揺らした。

 その後、G大阪の反撃を抑え切った甲府が11試合ぶりの勝利。ウイルソンの3月13日の大宮戦以来のゴールが決勝点となった。

 久々の勝利を手にした甲府の吉田達磨監督は試合後のフラッシュインタビューで、「勝つという時は劇的に勝ったりするもの。これまでも勝ちに近づいた試合はあったが、全身で勝ちを掴みに行く姿勢がなかったかもしれない。今日は選手たちがよく走ってサポーターの前で戦う姿勢を見せてくれた」とゲームを振り返った。

 しかし、押され気味だった前半を振り返った際には、「11人で動く、ペアで動くというところはできていたが、ボールを雑に扱い過ぎて、相手を恐れ過ぎていた。そこは許せないし、もう一度サッカー選手としてサッカーをプレーするということを考えなければいけない」と憤慨した様子で語った。

 また、5か月ぶりのゴールを決めたウイルソンに対しては、「彼自身本当に苦しかったと思うし、あれだけ点を取ってきた選手。もっと良くなると思うし、まだいけるということをしっかり伝えたい」と殊勲のエースを讃えた。
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