【総体】女子決勝は連覇を狙う藤枝順心と2年ぶりの優勝を目指す日ノ本学園に

2017年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

藤枝順心は星槎国際湘南に快勝。日ノ本学園はPK戦にもつれ込む激闘を制す。

連覇を目指す藤枝順心が圧倒的な攻撃力を見せつけた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 平成29年度全国高校総体(インターハイ)のサッカー競技は8月3日、宮城県内2会場で女子準決勝の2試合が行なわれ、藤枝順心(静岡)と日ノ本学園(兵庫)が決勝進出を決めた。

【インターハイ女子準決勝PHOTO】藤枝順心5-0星槎国際|藤枝順心が決勝進出!

 大会連覇を狙う藤枝順心(静岡)は、星槎国際湘南(神奈川)と対戦。前半4分にゴール前のシュートのこぼれ球を並木千夏が押し込み幸先よく先制した藤枝順心は、さらに同8分にもディフェンスラインの裏に抜け出した今田紗良が追加点。同24分には、U-17代表で主将の千葉玲海菜も追加点を挙げ、前半で藤枝順心が3-0とリードした。藤枝順心は後半にも今田がこの日2点目をゲット。さらに小原蘭菜がチーム5点目を奪い、結局5-0の大差で勝利を飾った。

 2年ぶりの女王の座を狙う日ノ本学園(作陽)と初優勝を目指す作陽(岡山)の一戦は、緊迫した攻防に。先制したのは日ノ本学園。前半26分、ペナルティエリア付近でボールを受けた内藤夏鈴が左足のシュートをねじ込む。前半を1点リードで折り返した日ノ本学園は後半5分、澁川鈴菜がドリブル突破からPKを奪取。これを伊藤美玖が決めリードを2点に広げる。しかし作陽も3分後、セットプレーのチャンスから山崎涼帆がヘディングシュートを叩き込み1点差に迫る。

 そしてドラマは後半アディショナルタイムに起きた。1点を追う作陽は再びFKのチャンスを得ると、ゴール前へのクロス性のキックがそのままネットを揺らす。これで同点となり、そのまま試合はPK戦に突入。これを日ノ本学園が終了間際に追いつかれたショックを払拭して4-2で制し、決勝戦へと駒を進めた。

 決勝は藤枝順心×日ノ本学園の顔合わせとなったが、この2チームは前回大会の準決勝でも激突。この時は初優勝を遂げた藤枝順心が2-1で勝利している。果たして、藤枝順心の2連覇なるか、それとも日ノ本学園がリベンジを果たし2年ぶりの女王の座に就くのか。決勝は、8月4日にユアテックスタジアム仙台で9時30分から行なわれる。 

 女子の準決勝の結果と決勝の組み合わせは、以下の通り。
 
インターハイ 女子サッカー
準決勝の組み合わせ(8月3日)
藤枝順心(静岡) 5-0 星槎国際湘南(神奈川)
日ノ本学園(兵庫) 2(4PK2)2 作陽(岡山)

決勝(8月4日)
藤枝順心(静岡) × 日ノ本学園(兵庫)
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