ネイマールがバルサ練習場でチームに別れを告げる! 世紀のビッグディール実現がいよいよ間近に

2017年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

街には「裏切り者」の張り紙が…。

バルサの練習場に姿を現したネイマール。非現実的と目されていたビッグディールがいよいよ決まる時が訪れるか!? (C) REUTERS/AFLO

 いよいよ、その時が訪れるということなのかもしれない。現地時間8月2日、ブラジル代表FWのネイマールがバルセロナの練習場に姿を現わし、チームメイトに別れを告げたようだ。英国メディア『BBC』など複数メディアが報じている。
 
 同メディアによれば、ネイマールは中国の上海でスポンサーイベントに出席し、その後ドーハを経由して8月1日にバルセロナに到着。翌2日にバルサの練習場を訪れ、チームメイトに「ここを去る」と挨拶をした後、指揮官のエルネスト・バルベルデに「将来を明確にする」と今後のトレーニングに参加しないとも話したという。

 さらに同日にバルサは公式ツイッターで、「ネイマールが練習に参加しないことを許可した」と発表した。
 
 今夏の移籍市場でネイマールの移籍動向が話題をさらっているのは、もはや説明不要だろう。バロンドール獲得を夢見るブラジル代表FWに対して、パリ・サンジェルマンが2億2200万ユーロ(約284億円)と莫大な契約解除金を支払うとされている。
 
 BBCと同様にネイマールの動向を伝えたスペイン紙『マルカ』は、「ネイマールはパリへ移籍する」と断定的に報じ、さらに「彼は新たなフィーゴになる」とも書き綴り、カンプ・ノウ周辺に『裏切り者』というファンの張り紙が散見していることも伝えた。
 
 マルカが引き合いに出したルイス・フィーゴは、2000年の夏にバルサからレアル・マドリーへの"禁断の移籍"を断行し、6000万ユーロ(現レートで約76億8000万円)という移籍金の高さも相まってバルサ・ファンから「守銭奴」と怒りを買った。
 
 バルセロナ市内に「裏切り者」の張り紙が張られるなど、バルサ・ファンから「裏切り者」扱いをされてしまっているネイマール。そうなれば、もはやクラブに残る理由はなく、練習場を訪ね、練習不参加を決めた理由も各国メディアが報じたように「別れ」しかないと言えるだろう。
 
 パリ行きへ大きく傾いているブラジルの至宝。世紀のビッグディールの実現がいよいよ間近に迫っている。
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