仙台が90+2分の同点弾で連敗をストップ!柏は伊東の先制点を守り切れず

2017年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

同点弾の中野は「チームで崩したというより、僕の前にこぼれてきた」

ゴール前に詰めた中野が石原からのパスを流し込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]仙台1-1柏/7月30日/ユアスタ
 
 J1リーグ19節の仙台対柏が30日、ユアテックスタジアム仙台で行なわれ、1-1の引き分けに終わった。
 
 先制したのはアウェーの柏だった。アウェーチームは、60分に新加入のキム・ボギョンを投入。この韓国人MFが攻撃のリズムに変化を加えると、68分に得たCKでクリスティアーノのクロスに合わせた伊東純也がヘディングでゴールを奪った。この得点で試合の主導権を握った柏は、上手く相手をいなしながら時間を消費した。
 
 対する仙台は、失点後の69分にクリスラン、73分に新加入の古林将太を投入して攻撃をテコ入れする。すると試合の最終盤、90+2分に劇的な同点弾が生まれた。
 
 エリア内でスルーパスを受けたクリスランが、ゴールライン際まで持ち上がってグラウンダーのクロスを供給。これはDFに当たったが、こぼれ球を石原直樹が拾って横パスを出し、走り込んできた中野嘉大が右足で流し込んだ。
 
 渾身の同点弾を決めた中野は、「チームで崩したというより、僕の前にこぼれてきたので流し込めて良かった。理想とするサッカーはあるが、割り切って頑張って耐えた成果が最後にゴールにつながった」と引き分けをポジティブに捉えた。
 
 この引き分けで連敗を3で止めた仙台は、勝点22で13位をキープ。一方の柏も連敗を2で止め、勝点35で5位に順位を上げた。
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