【C大阪】「反省しなくてはいけない」杉本健勇が悔いたプレーとは?

2017年07月30日 本田健介(サッカーダイジェスト)

またも自身のゴールは勝利に結びつかず。

51分に先制ゴールをマーク。しかし、直後の決定機はモノにできなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]G大阪3-1C大阪/7月29日/吹田S
 
 今季2度目の大阪ダービーで、セレッソ大阪に先制ゴールをもたらしたのは杉本健勇だった。51分、GKのキム・ジンヒョンからのロングフィードを山村和也が頭ですらすと、走り込んだ杉本はDFに寄せられながら冷静にネットを揺らした。
 
 ただ、2ゴールを挙げた7節のダービー(2-2)と同様、杉本のゴールはまたも勝利に結びつかなかった。65分にガンバ大阪のファン・ウィジョに同点ゴールを奪われると、77分には三浦弦太に逆転ゴールを許し、86分にトドメの3点目をアデミウソンに決められた。
 
「情けない試合をしてしまった。申し訳ないです。負けを認めるしかない。(ガンバは)強かったです。前回の引き分け以上に悔しい気持ちです。ただ、まだシーズンは続きますし、もうガンバとやることはないですが、次の試合で連敗しないこと、勝つことを目指したい」
 
 そう振り返りながら、杉本はあるプレーも悔いた。それは63分に迎えたシーン。水沼宏太の絶妙なクロスに頭で合わせるもバーに当ててしまい、追加点のチャンスをフイにしてしまった。
 
「ハッキリ言って俺と(山村)和也(73分に決定機を迎えた)が決めていれば試合は決まっていた。サッカーはそういうもの。俺がポストに当てた後に失点しまった。2失点目も和也が外した後だった。そこは俺も和也も反省しなくてはいけない。試合が終わってからふたりで話をした。ただ、過ぎたことはしょうがない。俺らが決めて(次節の)札幌戦に勝とうと、ポジティブに話した。引きずらずにこの借りは次の試合で返したい」
 
 ダービーでの敗戦は素直に痛い。ただ、杉本の視線は前を向いていた。
 
「ガンバに負けたからシーズンが終わるわけではない。シーズンが終わった時にガンバより上にいれば良い。そういう気持ちで続けたい」。その言葉にも力が入っていた。

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取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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