"9人"の浦和が札幌に完敗。槙野が前半で退場、後半開始の3枚代えが裏目に…

2017年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

都倉が先制、札幌デビューのジェイが追加点!

都倉が貴重な先制点。CKに合わせて打点の高いヘッドを叩き込んだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ19節]札幌2-0浦和/7月29日/札幌ド
 
 J1リーグ19節の札幌対浦和が29日、札幌ドームで行なわれ、札幌が2-0で勝利した。
 
 札幌は開始7分に横山が負傷交代するアクシデントに見舞われたが、集中力を保って浦和の攻撃を凌ぎ、32分にセットプレーのチャンスを生かして先制点を叩き込む。右サイドからのCKで福森が精度の高いクロスを上げると、中央の都倉が槙野との競り合いを制してヘディングシュートを沈めた。
 
 対する浦和は1点を返そうと攻撃を仕掛けるが、ゴールに結びつかない。39分には都倉との接触プレーで槙野がレッドカードを受け(都倉はイエローカード)、数的不利に陥ってしまう。
 
 厳しい状況に追い込まれた浦和は、さらにペトロヴィッチ監督の交代策も裏目に出た。後半開始から一気に3人を交代して反撃を狙うも、交代出場した那須が49分に左太ももの裏を痛めて負傷退場。9人での戦いを強いられ、徐々にスタミナを失っていったチームは迎えた88分、札幌に新加入した元イングランド代表のジェイにヘッドで追加点を奪われ、万事休した。
 
 2-0で勝利した札幌は勝点19とし、暫定14位に浮上。札幌デビューのジェイが移籍後ゴールで存在感を示し、タイ代表のチャナティップも要所でテクニックを見せるなど、実り多き試合になった。
 
 一方の浦和は、前節のC大阪戦に続く連敗で、今季の黒星は9つに。直近5試合で2勝3敗と負け越しており、なかなかトンネルの出口が見えない状態だ。
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