「コウチーニョは絶対に売らない」を貫くリバプール、獲得希望のバルサは…

2017年07月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサはヴェッラッティに続いて大物ターゲットを逃すか?

プレシーズンツアーでは軽快な動きを披露しているコウチーニョ。リバプールにとって最重要戦力なだけに、大金を積まれてもクラブは放出しない構えのようだ。 (C) Getty Images

 ブラジル代表FWのネイマールがパリ・サンジェルマンに移籍するか注目されるバルセロナは、一方でリバプールMFのフィリッペ・コウチーニョへの関心が騒がれている。だが、「背番号10は売らない」というリバプールの方針は揺るがないようだ。『ESPN』が報じている。
 
 スペイン・メディアを中心に一部の報道では、コウチーニョがバルセロナ移籍を望んでおり、すでに個人合意に達したとも言われている。しかし、今年1月に同選手と2022年6月まで契約延長を結んだリバプールは、たとえどんな金額でも首を縦に振らないつもりのようだ。
 
 EPSNは、バルサの元幹部がクラブ内でコウチーニョが、「チームに相応しい」選手と高く評価されていると明かしている。しかし、コウチーニョの現行契約には、契約解除金が設定されていないため、バルサが獲得を望むのであれば、リバプールと交渉しなければならないという。
 
 先週、7200万ポンド(約104億4000万円)のオファーを断ったとされるリバプールは、「いかなる条件にも応じない」とバルサに伝えたとESPNは報道。その方針に今後も変更はないとも伝えている。
 
 また、スペイン紙『アス』も、バルサ関係者が「リバプールはコウチーニョを放出するつもりがない」と、クラブ間交渉が難航していることを示唆している。
 
 ネイマールの後釜、あるいは慰留するための新戦力として、コウチーニョを狙っていると言われるバルサだが、すでに破談が伝えられているパリSGのマルコ・ヴェッラッティに続いてメインターゲットを逃すことになるかもしれない。
 
 なお、ESPNによると、コウチーニョの姿勢やトレーニングへの取り組み方には何も変化がないという。現地時間7月22日に行なわれたレスターとのプレシーズンマッチで1得点・1アシストをマークし、2-1の勝利に貢献したブラジル代表MFは、移籍報道に惑わされていないようだ。
 
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