「カッサーノらしい(笑)」長友佑都が旧友のドタバタ劇に反応!

2017年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「また一緒にサッカーしたいよ」とも。

長友(右)はカッサーノ(左)を「まじで天才」と評した。ともに戦ったのは1年だけだったが、そのプレーはかなり鮮烈だったようだ。(C)Getty Images

 かつての盟友アントニオ・カッサーノのドタバタ劇に、長友佑都も反応せずにはいられなかったようだ。
 
 首脳陣と揉めて今年1月にサンプドリアを去った元イタリア代表のファンタジスタは、7月10日に昇格組のヴェローナと契約。しかし、その後のわずか2週間で引退宣言→引退撤回→退団宣言→引退宣言と信じがたい展開を迎える。
 
 24日には妻のツイッターを通じて、「考えた末に俺は決めた。アントニオ・カッサーノはもうサッカーをしない。セッティ会長、フスティSD、ペッキア監督、選手、ファン、ヴェローナの街に謝罪したい」との声明を発表している。
 
 イタリアのツイッターHOTワードランキングで「#CASSANO」が一時は1位になるなど、現地でも大きな話題となったこの騒動。カッサーノとは12-13シーズンの1年のみながらインテルでともにプレーし、ピッチ外でも仲の良さを見せていた長友も、自身のツイッターで思わずこう呟いた。
 
「カッサーノらしいな。笑
また一緒にサッカーしたいよ。
まじ天才で走ればボール出てきた。
彼とは阿吽の呼吸でプレーしてたね」
 
 長友の言う通りカッサーノは、いまや絶滅種とも言える生粋の天才肌で、その創造性と技術はまさに天下一品。ファンタジスタとアントニオをかけた「ファンタントニオ」という愛称を持つ。
 
 一方、敵はもちろんチームメイトや監督、はては首脳陣と揉める癇癪癖があり、行く先々でピッチ内外のトラブルを起こし(ヴェローナは延べ9クラブ目)、その問題行動を指して「カッサナータ」という造語まで生まれている。
 
 ちなみに、この2週間の経緯を考えると、再び「やっぱり続ける」とも言い出しかねず、現地メディアでも「まだ信じられない」との声は多い。前述の声明では「35歳の俺にとって、優先順位は妻と子供(2人の息子)のそばにいることだ」とも綴っているため、家族が住むジェノバに本拠を構えるジェノアからオファーがあれば、現役続行との見方もある。
 
 その美しく予測不可能なプレーに惚れ込むファン、長友のようにまた一緒にプレーしたいと願う同業者は多い。はたしてカッサーノの心中やいかに……。

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