現役引退のラームがドイツ年間MVPを初受賞! 今後については?

2017年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キャリア全体を評価してくれた」

キャリア最終年に、ドイツ年間最優秀選手に輝いたラーム。8度の国内リーグ優勝や2014年のブラジル・ワールドカップを制した功績が評価された。(C)Getty Images

 現地時間7月22日、2017年のドイツ年間最優秀選手賞が発表され、16-17シーズン限りで現役を退いた元ドイツ代表DFのフィリップ・ラームが選出された。ドイツ誌の『キッカー』が伝えている。
 
 ドイツ・スポーツジャーナリスト協会に所属する885人の記者の投票によって、ブンデスリーガ所属選手と国外でプレーするドイツ人選手の中からナンバー1を決める同賞。ラームは、3位のピエール=エメリク・オーバメヤン(ドルトムント/130票)、そして2位のトニ・クロース(レアル・マドリー/192票)を上回る242票を獲得して初の1位に輝いた。
 
 ラームはバイエルンの一員として8度のブンデスリーガ優勝やチャンピオンズ・リーグ(CL)制覇を経験。また、ドイツ代表としても、2014年のブラジル・ワールドカップを制しており、長年の功績が讃えられての受賞となった。
 
 ラーム自身は、バイエルンの公式サイトを通じて、「守備の選手として年間最優秀選手賞を受賞することが非常に難しいことは、過去の事例が証明している。1年という期間を通して攻撃において活躍する選手の方が多いからね」と、DFが年間MVPを獲得する難しさについて語っている。
 
 それでもラームは、「大変な栄誉だし、本当に嬉しく思う。ドイツのスポーツジャーナリストの皆さんが、キャリア全体について評価してくれた結果だと思う」と、初受賞に対して感謝の言葉を述べ、喜びを表わしている。
 
 16-17シーズン限りで現役を退いたラームは、今後について「今はサッカー以外のことに集中することができる。そのことが嬉しいね。密度の濃いサッカー人生を送ってきたあとだと、将来に向けての切り替えが重要になってくる」とコメントしている。ドイツ・サッカー界を長年支えてきた功労者は、どのようなセカンドキャリアを送るのだろうか。
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