浦和相手に2発の杉本健勇「喜んでいる暇はない」と次の因縁対決を見据える

2017年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

次節は、ドロー決着でサポーターから罵声を浴びた大阪ダービー。

2ゴールを決め、勝利に大きく貢献した杉本。敵地での悔しい敗戦を糧にした。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ22節]C大阪 4-2 浦和/7月22日/ヤンマー長居

 セレッソ大阪が前半に奪った2点のリードを守り切り、浦和レッズをホームで撃破した。
【PHOTO】「アウェーでの悔しさ晴らせた」杉本健勇が2発! C大阪が浦和を粉砕

 試合は前半立ち上がりから大きく動いた。6分、敵陣に押し込んだC大阪が右サイドから水沼宏太がグラウンダーのクロスを入れると、杉本健勇が右足で押し込み先制。さらに2分後には柿谷曜一朗のクロスを再び杉本が頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。C大阪が早くも2点をリードした。

 C大阪はその後も立て続けにビッグチャンスを迎えるも決め切れずにいると、18分にズラタンが決め、浦和が追撃する。

 しかし、C大阪の勢いは止まらない。27分に中盤でボールを奪った山口蛍が鮮やかなミドルシュートを突き刺し、35分には丸橋祐介が追加点を挙げ、4-1とする。

 一方の浦和は前半終了間際にラファエル・シルバのゴールで2点差に追い上げ、後半戦に望みを託す。

 後半はともに決定機を何度か迎えるものの、前半とは一転して互いの好守が光り、ゴールは生まれず。結局、ホームのC大阪が4-2で浦和を破った。

 前半のゴールラッシュの口火を切る2得点を決めた杉本は、「1点目、2点目が早い時間帯に取れたので、チームとして良いゲーム運びができた」と試合を振り返ったが、その後はチャンスを決め切れず「もっとチャンスはあったので、満足はしていない」と反省のコメントを口にした。

 さらに杉本は、個人としてもチームとしても、この浦和戦に強い決意を持って臨んでいたことを明かした。
「アウェーでの何もできなかった悔しさを晴らそうと思っていた。自分個人としてもチームとしても、そういうことを思っていたので本当に嬉しい結果です」

 2節の埼玉スタジアムでの対戦では、1-3のスコア以上に完敗の内容で敗れていただけに、勝利はひとしおだったようだ。

 しかし次の19節は、前回対戦では2-2のドローに終わり、サポーターから大ブーイングも浴びせられたG大阪との大阪ダービーが控えている。
 浦和戦のヒーローは、「絶対に負けられない試合。勝たなければいけない。喜んでいる暇はないので、しっかり切り替えていい準備をして臨みたい」と次を見据えていた。
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