【ICC】英国外初のマンチェスター・ダービーはマンUに軍配! ルカクが2試合連続弾でアピール

2017年07月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンCはほとんどチャンスを作れずにトーンダウン。

先制弾を決めたルカク。得点シーン以外にもポストプレーなどでチームに貢献するなど即戦力としての実力を十分にアピールしてみせた。 (C) Getty Images

 現地時間7月20日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)が行なわれているアメリカのヒューストンでマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦した。
 
 国外では初めてとなる開催となった『マンチェスター・ダービー』に会場のムードが高まるなかで試合はキックオフ。立ち上がりは互いに中盤でボールを奪い合う展開となった。
 
 新戦力のロメル・ルカクとビクトル・リンデロフに加え、ポール・ポグバなどの主力組が先発に顔を揃えたマンチェスター・Uは、20分にヘンリク・ムヒタリアンが決定的なシュートを放ったが、相手GKエデルソンの好守に阻まれた。
 
 一方、7月14日に5000万ポンド(約70億円)で加入したカイル・ウォーカーを先発起用し、さらにセルヒオ・アグエロやケビン・デ・ブルイネ、トゥーレ・ヤヤなど主力が並んだマンチェスター・Cは、25分にラヒーム・スターリングが枠を捉えるシュートを放ったが、こちらも相手守護神のダビド・デ・ヘアに弾かれた。
 
 互いにチャンスを作りながらスコアレスで進行した試合は、マンチェスター・Uが先手を取る。
 
 37分、ポグバのロングフィードに抜け出したルカクが、相手GKエデルソンをかわして無人のゴールへと流し込んだ。
 
 今夏の移籍市場で獲得したストライカーのプレシーズン2試合連続得点で先制したマンチェスター・U。この2分後に追加点を奪う。
 
 39分、ムヒタリアンが敵陣中央を独力で突破し、左サイドのラッシュフォードへとパス。これを受けた俊英FWがペナルティーエリア内に侵入してゴールネットを揺らした。
 
 その後、前半に動きはなく2点をマンチェスター・Uがリードしてハーフタイムに突入した。
 
 迎えた後半は、プレシーズンらしく両チームとも大幅にメンバーを変更。これが始動初戦となるマンチェスター・Cは、サミア・ナスリ、ジョン・ストーンズ、ニコラス・オタメンディ、レロイ・ザネ、ガブリエウ・ジェズスら8人を投入した。一方のマンチェスター・Uもデ・ヘアに代えてセルヒオ・ロメロなど4人を交代した。
 
 後半も最初にビッグチャンスを掴んだのはマンチェスター・U。52分にルカクがクロスバーを直撃する強烈なシュートを放った。押し込まれたマンチェスター・Cは、後手に回るシーンが多く、決定機の創出に至らない時間帯が続いた。
 
 その後も試合を優位に進めたマンチェスター・Uは、64分にポグバ、77分に途中出場のフィル・ジョーンズと得点こそ生まれなかったものの、手こずるライバルを尻目にチャンスを創出していった。
 
 攻めあぐねたマンチェスター・Cは、83分にナスリのロブパスにG・ジェズスが合わせたが、このシュートが大きく枠を外れてしまい万事休す……。結局、試合は2-0でマンチェスター・Uが初の国外開催となったダービーマッチに勝利した。

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