パリSGがネイマールと個人合意? バルサは「退団は200%ない」と否定するも…

2017年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSGは天文学的契約解除金を準備か。

チームの主役としてのプレーを望んでいるとも報道されているネイマール。7月14日に来日した際には、「何よりもチームが大事だ」とコメントしていたが……。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 バルセロナに所属するブラジル代表FWのネイマールが、パリ・サンジェルマンに移籍するかもしれない――。世界に衝撃が走ったこのビッグニュースは、いまだ大きく取り沙汰されている。
 
 昨年にバルサとの契約を2021年6月まで延長したネイマールだが、母国ブラジルやスペインのメディアは、本人がリオネル・メッシの影に隠れることなく、チームの「顔」となることを希望していると主張。その決断が念願のバロンドール獲得にも繋がると指摘した。
 
 以前からネイマールに関心を寄せるパリSGは、2億2200万ユーロ(約284億2000万円)という天文学的な契約解除金を支払う準備を進めているとされる。しかし、『ESPN』などによると、一連のネイマール退団報道に対して、バルセロナのジョルディ・メストレ副会長は、「200%残ると確信している」と一蹴し、次のようにコメントしている。
 
「フランスのメディアで、パリSGも明確に否定したという情報を目にしたよ。我々はパリSGとまったく普通の関係を保っている。何も変わっていない」
 
 だが、ブラジルでは、『エスポルチ・インテラティーボ』が、ネイマールとパリSGが個人合意に達したと報道。『YAHOO! UK』も、同様の報道を伝えている。ネイマールの年俸は税別で3000万ユーロ(約38億4000万円)。4000万ユーロ(約48億円)と言われるメッシに近い額を得れるというのだ。
 
 一方、ESPNは、パリSGに近い情報筋が合意を否定したものの、「ドアは再び開かれた」と述べたと報道。「真剣な話し合いの場」が設けられるのは時間の問題だと伝えている。
 
 またESPNは、バルセロナが獲得を目指し、パリSGが放出を否定してきたイタリア代表MFのマルコ・ヴェッラッティの移籍も、ネイマールの取引に含まれる可能性を指摘した。
 
 パリSGはこの夏、ユベントスを退団したブラジル代表DFのダニエウ・アウベスを獲得。はたしてネイマールが、バルセロナで共にプレーした仲の良い同胞とパリで再会することはあり得るのだろうか。約284億円の契約解除金の支払いは、移籍金高騰が続く欧州サッカー界とはいえ、さすがにあまりにも非現実的なように見えるが……。

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