リバプールの歴代高額移籍ランクは? 今夏は新記録更新も!

2017年07月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

F・トーレス、スアレスは格安だったが…

史上最高額で加入もわずか1シーズンでクロップに見限られたベンテケ。ただ、昨シーズンの34節には古巣から2ゴールを奪い、痛快なしっぺ返しを見せた。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ参戦を控え、選手層の底上げに余念がないリバプール。今夏はすでに、快足ウイングのモハメド・サラー(ローマ←)とU-20ワールドカップMVPのFWドミニク・ソランキ(チェルシー←)を獲得している。
 
 ただ、クロップは中盤とDFラインを含め、まだ複数の選手の補強を必要と考えているようだ。その中でも大枚を叩いてでも獲得したいとターゲットがナビ・ケイタ(RBライプツィヒ)とフィルジル・ファン・ダイク(サウサンプトン)だ。
 
 所属クラブ側が放出阻止のため移籍金を吊り上げ、獲得するにはそれぞれ7000~8000万ユーロ(約90~約102億円)が必要とも言われているが、どうやらそれに近い額を支払う準備があるようだ。
 
 先日、サラー獲得の際には4200万ユーロ(約54億円)を支払い、「リバプール史上最高額」での移籍と騒がれていたが、ケイタやファン・ダイクの獲得が叶えば大幅にその金額を更新することになる。
 
 ちなみに、ドイツの移籍情報専門サイト『transfermarkt』によると、リバプールの高額移籍歴代1位は、サラーではなく15-16シーズンに獲得したクリスティアン・ベンテケ(現クリスタル・パレス)の4650万ユーロ(約60億円)となっている。
 
 上位陣を見ていくと、近年の移籍金高騰の影響もあり、3位のサディオ・マネ、4位のロベルト・フィルミーノ、7位のアダム・ララーナなどここ数年で獲得した現在籍選手が並ぶ。
 
 もちろん、フェルナンド・トーレスやルイス・スアレスといったレジェンドも名を連ねているが、それぞれ6位、9位とその活躍ぶりを考えれば格安だったことが分かる。
 
 はたして、加入が決定しているサラーや、今後記録を更新する可能性がある選手たちは、振り返った時に割安だったと感じるようなプレーを披露できるだろうか。
 
【リバプール移籍金ランキング(太字は現在も在籍の選手)】
1位:クリスティアン・ベンテケ…4650万ユーロ(15―16シーズン)
2位:モハメド・サラー…4200万ユーロ(17-18シーズン)
3位:サディオ・マネ…4120万ユーロ(16-17シーズン)
4位・ロベルト・フィルミーノ…4100万ユーロ(15-16シーズン)、アンディ・キャロル…4100万ユーロ(10-11シーズン)
6位:フェルナンド・トーレス…3800万ユーロ(07-08シーズン)
7位:アダム・ララーナ…3100万ユーロ(14-15シーズン)
8位:ジョルジニオ・ヴァイナルダム…2750万ユーロ(16-17シーズン)
9位:ルイス・スアレス…2650万ユーロ(10-11シーズン)
10位:デヤン・ロブレン…2530万ユーロ(14-15シーズン)
11位:ラザル・マルコビッチ…2500万ユーロ(14-15シーズン)
12位:ロビー・キーン…2400万ユーロ(08-09シーズン)
13位:スチュワート・ダウニング…2280万ユーロ(11-12シーズン)
14位:ハビエル・マスチェラーノ…2250万ユーロ(08-09シーズン)
15位:グレン・ジョンソン…2050万ユーロ(09-10シーズン)
16位:マリオ・バロテッリ…2000万ユーロ(14-15シーズン)、アルベルト・アクイラーニ…2000万ユーロ(09-10シーズン)
18位:ジブリル・シセ…2000万ユーロ(04-05シーズン)
19位:ママドゥ・サコ…1900万ユーロ(13-14シーズン)、ジョー・アレン…1900万ユーロ(12-13シーズン)
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
 
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