DF&イングランド人史上最高額の移籍が成立へ! マンCがウォーカー獲得で合意

2017年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

もう一人の人気SBメンディにも高額投資を。

アグレッシブかつスピーディーな攻撃参加が魅力のウォーカー。プレミアリーグ最高クラスのSBはマンC入りが秒読み段階に入ったという。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティがプレミアリーグで最高の右SBを手に入れたようだ。現地時間7月13日、『BBC』など複数のイギリス・メディアは、「マンチェスター・Cとトッテナムがカイル・ウォーカーの移籍で合意した」と報じた。
 
 この夏、パブロ・サバレタ(→ウェストハム)、バカリ・サーニャ(→フリー)、ガエル・クリシ(→イスタンブールBB)を放出して、新たなSBの獲得が必至となっていたマンチェスター・C。その候補のひとりだったのが、ジョゼップ・グアルディオラ監督のバルセロナ時代の教え子で、ブラジル代表DFのダニエウ・アウベスだ。
 
 だが、D・アウベスは7月12日、パリ・サンジェルマンへの移籍が決定。本人は、「ペップが傷ついたと感じているなら謝る」と、移籍会見で謝罪したが、いずれにしてもグアルディオラは教え子に振られる形となってしまった。
 
 一方で、以前から獲得に動いていたウォーカーの確保には成功したようだ。BBCなど各メディアは、マンチェスター・Cとトッテナムの合意を受けて、イングランド代表DFが7月14日にメディカルチェックを受けると報じている。
 
 昨シーズンのイングランド・プロサッカー選手協会のベストイレブンに選ばれた27歳のウォーカーは、まさにキャリアの全盛期にある。それだけに、マンチェスター・Cは獲得に破格の条件を提示したようだ。
 
 複数のイギリス・メディアによると、移籍金は5000万ポンド(約73億4000万円)にボーナスが加わる形だという。また、『ガーディアン』紙や『テレグラフ』紙は、ボーナスが300万ポンド(約4億4000万円)になると報じている。つまり総額で5300万ポンド(約78億円)に及ぶ大型取引だ。
 
 この見立てが正しければ、ウォーカーはDFとしても、イングランド人選手としても、史上最高額の移籍金でマンチェスター・Cに加わることとなる。
 
 これまでのDF最高額は、2014年にブラジル代表DFのダビド・ルイスがチェルシーからパリSGに移籍した際の5000万ポンド。イングランド人選手の最高額は、2015年にイングランド代表MFのラヒーム・スターリングが、リバプールからマンチェスター・Cに移籍した際の4900万ポンド(約72億円)+ボーナスだった。
 
 なお、マンチェスター・Cはモナコに所属するフランス代表SBのバンジャマン・メンディの獲得にも迫っている。
 
 メンディは、モナコのスイスで行なわれているプレシーズンツアーから外れており、プレミアリーグ挑戦が近づいているようだ。マンチェスター・Cは同選手の獲得にも4000万ポンド(約58億8000万円)以上を投じると言われている。
 
 十八番とも言うべきマネーゲームで市場の人気銘柄を射止めようと画策するマンチェスター・C。はたして、その補強戦略は吉と出るか?

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