酒井高徳がドイツに向けて出発! 2季連続のキャプテン就任については…

2017年07月14日 井本佳孝(サッカーダイジェストWEB編集部)

昨季はボランチとしても新境地を開拓。

ドイツに向けて出発した酒井高。昨季はボランチも務めたが、新シーズンは「サイドバックでやりたい」と本職でのプレーを希望している。(C) SOCCER DIGEST

 ブンデスリーガのハンブルクに所属する日本代表DFの酒井高徳が7月14日、新シーズンに向けて羽田空港からドイツに出発した。
 
 昨季はシーズン途中にブンデスリーガに所属する日本人としては初となるキャプテンに就任し、ハンブルクの1部残留に貢献。また、本来のサイドバックだけでなく、ボランチとしてもプレーし、新境地を開拓した。
 
 2季連続のキャプテン就任については、「向こう(ドイツ)を離れてから、キャプテンをやるかどうかについては、連絡を取っていなかったので、帰ってからそういう話になるかどうかですね。シーズン途中に代理という形でやったとも取れるので、どういう形になろうとも、自分のやるべきことは変わらないです。行ってみてからのお楽しみです」と明かした。
 
 キャプテンを経験したことによる変化については、「チームがどういう時に、どういう声掛けをしたり、どういうプレーが必要なのかというのは昨シーズンで分かったし、チームの性格みたいなものが分かりました。周りもキャプテンをしっかりやったという目で見てくれると思うので、そこは引っ張ってやっていきたいです」と述べている。
 
 ポジションのこだわりについては、「あまりない」という酒井高だが、「できれば僕がボランチをしないでシーズン過ごせればいい。ボランチも楽しみはあるけれど、サイドバックでやりたいと思っているし、そこはボランチが本職の選手たちが勝負するというのが一番だと思う」と、本職であるサイドバックで勝負することを希望している。
 
 日本代表としては、8月31日にオーストラリア、また9月5日にはサウジアラビアとの一戦を迎える。2連戦に向けて「もちろん大事な戦いというのは分かっているし、代表のためにもチームでしっかりとしたコンディションを作っていきたい。チームでしっかりやっていれば、日本代表でのポジションもついてくる。代表の期間が近づいてくれば、代表モードに切り替わっていくと思います」と、まずはハンブルクでの戦いに集中すると語った。
 
取材・文:井本佳孝(サッカーダイジェストWeb編集部)
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