古巣マドリーとの対決に「とてもエモーショナル」とMLSオールスターのカカ

2017年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーでの思い出は素晴らしいものだ」

今シーズンのMLSではここまで13試合に出場して3得点のカカ。写真は今年3月のもの。 (C) Getty Images

 7月7日(現地時間)に発表された、MLS(メジャーリーグサッカー)オールスターの11人選手。ファン投票などによって選出されたのは、ティム・ハワードらアメリカ国籍の選手が5人、そしてカカ、バスティアン・シュバインシュタイガー、ダビド・ビジャら、多くの世界のトッププレーヤーである。


 この「オールスターチーム」は来月2日にシカゴのソルジャーフィールドで、現世界王者(そして2年連続の欧州王者)のレアル・マドリーと対戦することになるが、これに感慨深げなのが、2013年までマドリーの一員だったカカである。
 
 現在はオーランド・シティでプレーする07年のバロンドール受賞者は、「マドリーと対戦することは、とても良い経験になる。そして、とてもエモーショナルな気分だ」と語る。(本日付の『シカゴ・トリビューン』より)
 
 09年の夏に6500万ユーロでミランからマドリーへ移籍したカカだが、ここでは十分に真価を示すことができないまま、チームを去ることとなった。しかし、彼にとって「マドリーでの思い出は素晴らしいものだ」という。
 
「苦しい時期もであったが、偉大なチャンピオンチームのなかで、多くの貴重な経験を得ることができた。学ぶことも多かった。確かに、もっと良い成績を残せると期待していたが、それでもマドリーでの4シーズンはとても素晴らしいものだった」
 
「マドリー時代にミランと対戦することがあったが、今回もあの時と同様にエモーショナルな気分になるだろう。当時からいるマドリーのスタッフや、チームメイトだった選手たちと会えるのは、とても刺激的なことだ」
 
 古巣との対戦を心待ちにする、35歳のブラジル人クラッキ。一方、試合については、世界王者相手でも、強気の姿勢を崩さなかった。
 
「結果はどうなるか分からないが、マドリーとは対等の勝負ができるはず。我々には偉大な選手が多くいるし、魅力的で素晴らしい試合になるだろう。我々のチームは、普段は一緒にプレーしていないメンバーばかりだが、互いを理解するのに問題はないと思う」
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