「長友佑都への関心は憶測。経験より質」レバークーゼンSDが興味を否定する

2017年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

フェラーSDが長友への関心を否定する。

すでにインテルで新シーズンのプレシーズンキャンプに参加している長友。はたして去就は? (C)Getty Images

 インテル残留報道も浮上した日本代表DFの長友佑都は、依然として去就が注目されている。ただ、報じられていたレバークーゼンへの移籍はないのかもしれない。
 
 昨シーズンのブンデスリーガで12位と苦戦したレバークーゼンは、復活が求められる新シーズンに向けて、経験豊富なSBを探していると言われている。その候補のひとりとされたのが、日本代表でワールドカップに出場し、インテルでチャンピオンズ・リーグを経験した30歳の長友だ。一部では正式オファーも報じられた。
 
 昨シーズンの長友は年間を通じてベンチ生活を強いられ、ライバルの負傷で出場機会を手にした終盤戦でも、ナポリ戦で黒星に繋がる致命的なミスを犯すなど精彩を欠いた。さらに、その後にはイタリアの手厳しい評価基準を批判してツイートが炎上。メディアやサポーターから大バッシングを浴び、今夏は有力な放出候補との声が絶えない。
 
 長友自身もバカンスを終えて日本を離れる際、複数クラブからオファーがあると発言。2011年1月から所属し、昨春に2019年まで契約を延長したインテルから移籍することも検討すると明かした。
 
 ただ、長友は「自分を求めてくれるクラブ」でプレーしたいとも述べており、その意味ではレバークーゼンは新天地候補とならないのかもしれない。
 
 ドイツ紙『ケルナー・シュタット・アンツァイガー』によると、レバークーゼンのルディ・フェラーSDは長友への関心報道に「憶測」とコメント。さらに、「若いかベテランかではなく、結局は質の問題」と、必ずしも経験値を最優先するわけではないとの見解を示した。
 
 一方で、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現地時間7月11日、インテルのルチアーノ・スパレッティ監督が長友に好印象を抱いていると報道。サンプドリアやQPR(イングランド2部)からの興味も取沙汰される背番号55が、放出リストから外れる可能性もあると伝えている。
 
 これまで何度も「インテル愛」を強調してきた長友は、2017-18シーズンも青と黒のユニホームを纏うのか。それとも……?
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