長友佑都が放出リストから外れる? 新監督の評価良好でインテル残留も!

2017年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマを率いていたスパレッティが新監督に就任。

今夏のインテル退団が濃厚とされていた長友だが、一転して残留の可能性が報じられた。(C)Getty Images

 出場機会を失ないベンチを温め続け、ピッチに立ったときは致命的なミスを犯して批判を浴びた。日本語でのツイートも炎上し、今夏は放出濃厚という声が絶えない。だが、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、現地時間7月11日、日本代表DFの長友佑都が新シーズンもインテルに残留する可能性があると報じた。
 
 2016-17シーズンの長友は、シーズンを通じてベンチ生活を強いられ、終盤戦ではライバルの怪我もあってチャンスを得たものの、ナポリ戦(セリエA第34節)で敵の決勝点に繋がる決定的なミスを犯すなど精彩を欠いた。
 
 さらに、批判に対しては自身の『ツイッター』で「イタリアでは、良ければ神様かのように称賛され、悪ければ犯罪者かのように批判、罵倒される。そこに人としてのモラル、リスペクトはない」と不満を吐露。これも火に油を注ぐ結果となり、一部のインテル・サポーターからは「出ていけ!」と罵倒された。
 
 実際に「長友は放出候補」という報道は絶えない。レバークーゼンやQPR(イングランド2部)など他クラブからの関心が伝えられており、先日も以前から報じられるサンプドリア移籍の可能性が再び話題となった。長友自身はバカンスを終えて日本を出発する際に、複数のチームからオファーがあることを明かしている。
 
 インテルが新たなサイドバックの獲得に動いているのは事実だ。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は11日、ニースに所属するブラジル人DFのダウベール獲得に向け、インテルが1800万ユーロ(約21億6000万円)でオファーしたと報じた。2、3日中に取引をまとめ、アジアツアーに帯同させたい意向のようだ。
 
 一方で、「長友はマーケットから外れるかもしれない」とも報じられている。今夏に就任したルチアーノ・スパレッティ新監督の評価が悪くないというのが、その理由だ。長友はイタリア人指揮官が率いていたローマと対戦した際、エジプト代表FWのモハメド・サラー(今夏にリバプールへ移籍)を封じて称賛されていた。
 
 その印象が強かったかどうかは定かではないが、これまで何度もインテル愛を強調してきた長友にとっては、残留に向けて朗報なのは確かだろう。スパレッティ新監督の信頼をつかみ、新シーズンも引き続きインテルのユニホームに袖を通せるかどうかは、プレシーズンのアピール次第となるかもしれない。
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